サラリーマン川柳1位となった川柳
「会社へは 来るなと上司 行けと妻」。。
コロナの感染拡大で普及した感のある在宅勤務。多分に漏れずフルリモートとなっている私。
毎日通勤電車に揺られ、汗だくになりながら会社に着いた頃には力尽きてる、そんな毎日は一変した。
私にとっては、この新しい働き方で効率は格段に上がり、ライフワークバランスも改善した。なぜなら、通勤の時間と労力を仕事に充てることができ、そのぶん家族との時間に充てることができるようになったから。
しかし、良いことばかりではないらしい。
「臭い」「お昼はご勝手に。洗い物は出さないで」「リビングには来ないで」「部屋から出てこないで」などなど・・・
うざいだの、臭いだの…。移植から1年半、コロナが怖いので外にも行かずソファでずっと中国ドラマを見ているだけの妻にとにかく出ていけと言われ続ける私は、最近流行っているビジネスホテルのリモートプランを検索。
アパが実施している温泉入浴付きの魅力的なプランがあるが、3000円くらいするので予算オーバー。地下鉄で10分のところに昔からあるビジネスホテルの1500円のリモートプランを発見し、利用してみることに。
9時から17時まで部屋だけの利用。訪れてみるとそこは、カツ丼が出てきそうな「取調室」だった。
ベッドを撤去しそこにテーブルとライトを置いた質素な作り。しかし、ほとんど宿泊客もいないこともあり、Wifiも快適で朝からサクサク仕事ははかどった(持ち込みもOK。お昼はおにぎり屋さんで買ったアジフライトおにぎりで凌ぐ)
結果、苦境に喘ぐホテルが打ち出してきた「監禁リモートプラン」は、私にとって雑念を取り払いながら集中できる効果的なものだった。
そして、18時過ぎに帰宅。私をチラ見した妻は、悶々と溜め込んだいつもの妻でなくlリラックスしているように見えたのは気のせいか。
やはりキンチョーがCMで謳った「亭主元気で留守がいい」は本当なのか。
そして、明日はまた自室でリモートとなる私の脳裏を掠めたのは、別のサラリーマン川柳
「嫁の呼吸 五感で感じろ! 全集中」
束の間に脱出しても、妻の顔色を伺う幸せな生活はこれからも続くのであった…。