★2019年に「MDS→AML」になった妻・移植までの日々を夫の目線から振り返ります★

 

人は1日で3500回も決断を繰り返していると言われている…

 

・朝、目が覚めて起きるか、まだ寝るか
・起きてトレイに行くか、うがいをするか、

・朝食を食べるか、食べないか、何を食べるか

・コーヒーはホットかアイスか

・雨だけど、服は靴はどれにするか

・雨で早めに家を出るか、出ないか… などなど

 

繰り返されるこんな決断(選別)に、人はストレスを感じているらしい。(都度頭を使うから)

だから日常のルーティンは決まっていた方がいい。無意識なうちに手足が動く、ノーストレスに。

 

ただ、人生は無意識には進んでいかない。受験、就職、結婚…、岐路を迎えるたび、人は自らの道をジャッジしなければいけない…。

 

親や恩師が道標を示してくれるかもしれない。しかし、例えその道が間違いだったとしても、最後には必ず自らの意思でその道を選び、人生を切り拓いていかなければならない…。

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2019年9月…。妻の病状は待ったなしの状況まで悪化していた…。しかし主治医は未だ次の治療に入ろうとしない。

 

移植は必須。「ここで骨髄ドナーが見つかるまで待つのか…」。それとも「転院し臍帯血に望みをかけるのか…」。 

 

妻と私にとって、人生で最も長く感じられたこの夏。私たちは、大きな決断を迫られていた。