2019年に「MDS→AML」になった妻・移植までの日々を夫の目線から振り返ります★

 

 朝貧血で頭痛が続く妻。月経も3日目でやはりHPは下がっていた。

 

<採血数値>

・ヘモ6.8(0.4)

・血小板1.7万(0.1)

・好中球1000±0)

・芽球0・5%(末梢血内) (±0)

 

【先生の見解】

「血小板は少ない割にはどこからか出血しているわけでもなく、立ち眩みも特にないのはよかった。HP7切ってますが、生理が終わって来週7台に戻らなければ1パック2単位輸血しましょう。芽球も増えていない好中球もステイでよかった」

 

先週取ったCTの結果について

「鼠経ヘルニアについて問題はないリンパに腫れも腫瘍もない。CRPも低いので炎症も起こしていない。ただ貧血で心臓が腫れている

 

<質問>

Qバンクの状況は →ABDR抗原(C除く)アリル6か所合っている6名について進めている。骨髄バンクは候補となる新しい人の登録もあるのでその可能性にもかけたい(フルマッチドナー)。いずれにせよお姉ちゃんのHLAの結果がまだだがミスマッチドナーをバックアップとして進めていく

 

Q臍帯血については → 有核細胞数が多いとても良いものがある。体重の関係で臍帯血の方が合うものが無い人が多いのでよかった。現状は 同種の場合骨髄1座ミスマッチ→臍帯血の順で考えている。(現状MDSの場合はカンファレンスでこの結論となった)
 

Q臍帯血の成績について  骨髄移植に比べて劣ってはいない。現在かなり安全に行われるようになっており、多くの実績を積んでいることから、フォロー体制も盤石となりつつある。

 

Q臍帯血のメリット・デメリットは →メリット:すぐ出来る事。GVHDが少ない事デメリット:生着不全の可能性がある事。生着まで骨髄に比べ1W余分にかかるその間の感染症のリスク(特に肺にリスクがある人は要注意)。

 

<言われたこと>

・月経が終わりヘモグロビンが戻らなければ進化してる可能性があるのでマルクをします。

移植のタイミングは「芽球の状況」「汎血球(Hp、血小板、好中球)数値」のバランスを見ながら、リスクと天秤にかけながら判断。

・毎週輸血となり、肝臓が痛む前に移植を

 

僕は症状も血液の数値もほぼステイだったので安心しました。話の大半が移植についてになってきた。移植に向けて着実に前に進んでいるんだと実感した受診でした。

 

そして、もう一つ判明したことは、この大学病院のクリーンルームが工事中で、リニューアルオープンが何と半年後。(この大学病院血液内科はこの地域でNO1)

 

先生からは「この進行であれば移植は数年後」とやんわり聞かされていたので、その当時は何とも思っていませんでしたが「もしすぐにでも移植を」となった場合にうるたえないように、バックアップ病院を探しておかなければならないと頭の片隅に宿題として残ったのでした。