これは社内で開催される部対抗ボウリング大会で優勝するという目的のために、
積極的な人事を行っていくというフィクションです。
~あらすじ~
高嶺システム(株)では、10年ほど前より年に1回社内ボウリング大会を開催するようになった。
このボウリング大会は部対抗で、1チームあたり5名の団体戦で勝敗は2ゲーム分のチームの総得点で争われる。
優勝候補は毎年決まって、営業1部と営業2部、そしてシステム1部であった。
橋山部長のシステム2部はシステム1部と業績では互角であったが、ボウリングはさほど熱がなく、毎年最下位
争いをしていた。
ところが第5回が開催された時のこと。突然状況がいっぺんする。
この年より就任した新社長は大会を活性化させるために商品を豪華にしたのである。
その商品とは部に課せられたノルマの軽減であった。
この商品にいち早く反応したのは橋山部長であった。最近徐々に受注が減ってきたことを気にしていた橋山部長にとってはこれ以上ない商品であったからである。
橋山部長はさっそく優勝にむけて動き出す。
まずは駒井課長に優勝に向けた策を相談すると、
「優勝できた場合、そのメンバには商品として賞与の際に評価のひとつにしましょう」
という回答であった。この考えには少し戸惑いも感じていたが、
「それでいこう」
橋山部長が答える。すると、
「メンバは部内で予選会をして成績の優秀なメンバから決めましょう」
再び駒井課長が提案してきた。
たしかに今までは大会に参加したい人だけでメンバを構成していたので、決してボウリングのうまい人がでている
こともなかった。部内には大会に興味がない人の中にボウリングがうまい人が必ずいるはずである。
「よし早速とりかかろう」
こうしてこの年からボウリング大会優勝に向けた、橋山部長と駒井課長の取り組みが始まるのである。