8月22日(ブルームバーグ):米ゴールドマン・サックス・グループ 元幹部のジェーソン・ブラウン氏が設立した香港拠点のディストレストファンドを、米投資会社のブラックストーン・グループが支援する可能性をめぐって双方の間で協議が行われている。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。
ブラウン氏はゴールドマンでスペシャル・シチュエーションズ・グループ(SSG)のグローバル責任者を務めた。情報が非公開であることを理由に同関係者らが匿名で語ったところによると、ブラウン氏のアーカン・キャピタル・マネジメントは基本的にアジアでの投資に重点を置き、場合によっては世界中に投資対象を広げる。
アーカンはブラックストーンの後ろ盾を得ることで、他の大手機関投資家を引き付ける狙いだ。
今回の協議がまとまれば、ブラックストーンがアジアに本拠を置くヘッジファンドを支援するのは2008年の世界的な金融危機以降で2回目となる。同社は09年、香港に本拠を置くセンリガン・キャピタル・グループに1億5000万ドル(現在のレートで約156億円)の資金を入れることで合意した。センリガンは米シタデル元幹部ニック・テーラー氏が率いるイベントドリブン型ヘッジファンド運営会社。ブラックストーンの支援を得て2年足らずで、資産が10億ドルを上回った。
ブラックストーンのニューヨーク在勤広報担当者、ピーター・ローズ氏はコメントを控えている。
ブラウン氏は11年から昨年の退社までゴールドマンのグローバルSSGを率いた。ブルームバーグ・ニュースが11年に入手したメモによると、グローバル責任者に昇格する前はアジアのSSG責任者を務めていた。
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