GEECRACKの社長ブログ -4ページ目

GILLING NEO 160F


GEECRACKで久しぶりの3ジョイントモデルがリリースとなる。

2年ほど前に琵琶湖ガイドのヤマピーこと山下ガイドから提案された。
ここ3年程前から海外の協力工場に依頼していたワーム生産を国内で社内生産に切り替えていたタイミングもあり手が回らず、開発には時間が掛かってしまったのが1つの理由でもある。

しかし我々も、ここまで時間が掛かったこともあるのでやれる事、やりたい事は全てやってみようとなり3Dデータベースだけの修正だけでなく、切削プロト、3Dプリンタープロトなど何度何度修正する事が出来た

そして新たなチャレンジもしてみた。

そんな長い開発期間を通じて、ようやくヤマピーからも納得して貰えた3ジョイントルアー

"  GILLING NEO 160"

が完成となった。



今回このギリングネオは6年前にリリースした
ギリング125を始めとするギリングシリーズとの違いは

リップ付きモデル

このリップも一体成型も考えたが
ジョイントモデルは比較的に高価格帯のルアーであることから、取り外しモデルにする事にした。


この写真で分かり難いかもしれないが
リップ後方に小さなステンレス製ナットがありこれをドライバーを使って簡単にリップを取り外すことができる。
万が一障害物にルアーを当ててしまいリップが破損しても、別販のスペアリップを付け替え可能。


リップ部品はプラスチックルアーなどの材質と同様にABSを使用されるが、このリップ部品はポリカ(ポリカーボネート)を使用した。

一般的にはポリカは硬質で透明感もあり
他社のジョイントルアーなどにも使用されている材質。


他のジョイントルアーとの違いを言えば…

この写真中央にある硬質PVC製クッションが取付てある。
これは何かと言えば、ジョイント部分でボディ同士がぶつかるガコガコ音を消す、サイレントクッションとなる。

この上からの写真を見ると分かるだろうか?



この赤丸の部分は通常のジョイントルアーだとプラスチックボディ同士がぶつかり合う事でガコガコと音を放つ場所になる。

もちろんこのガコガコサウンドのアピールを放つ事でバスに気がつかせ、リアクションなどを生み出すキーワードの一つには間違いない。

しかし、その真逆で音がなく、限りなく無音でジョイントボディが水を押す波動のみでバスを誘い出す力が生まれる。

この動と静の使い分けをルアーローテーションに使い分ける事で、今まで反応させれなかったバスに口を使わせれると考えている。

微調整も終わり、サイレントクッションの硬度も調整完了。テストプールで最終チェックをしたが簡単に言うと巻いてくるだけで違いを感じて貰える。

あのガコガコ音がライン、ロッドを通じて振動が伝わらなくなる。

リトリーブするだけでステルス性も増す事が感じられると思う。

ここは使用する際に意識して感じて貰いたいですね。




そしてフック部分は、アヴァンティマグナムも使用していますが、通常のダルマピンを使用せずにスイベルを採用している。
このスイベル可動式アイにする事で魚を掛けてから、フックがルアーのアイが可動する事でフックがひねる事が少なくなる為、魚のバレが減少する。
また今回使用するフックはフッ素コートした#1/0トレブルフックを使用しています。




簡単にですがギリングネオを説明してみました。

リリースはまだ先になりますが、ちょっと有りそうで無かったサイレントクッションを使用したスリージョイントのギリングネオ160で仕留めれなかったデカバスをGETしてみて下さい。