本日帰宅すると、新しい仲間が届いていました

こちらは、この魚を入れるが為に縦長水槽を購入したと言っても過言ではない、ずっと欲しかった奴等です

早速、水合わせをして投入
といきたいところですが…
そういえば、縦長水槽には幹之の卵があるから入れられないや

諦めて、傾斜水槽で錦めだかと同居してもらうことにしました

で
どんな奴かというと
話は、30年くらい遡ります(笑)
当時は、まだ自分は小学生でしたね
まあ、その頃から虫好き・魚好きで通っていましたから、小学2年までは虫博士なんて言われていて、カマキリを両手で8匹持ち帰る技なんかも持っていました

魚の方はというと、小学一年くらいから護岸のある川に入って魚捕りをしたり
のべ竿で釣りをしたりといった毎日を過ごしていました

真冬の川に半ズボン&裸足で入り
寒っ

護岸沿いのえぐれに隠れるフナを
足裏で踏みつけて、手掴みで捕まえる…
なんて荒技も、当時の自分達にとっては日常の出来事でした
いつも捕まえ過ぎて、過密飼育で全滅させてしまったりと、飼育技術は一向に向上しませんでしたが

それでも、玄関に60㎝の水槽を構え、常に川魚を中心に飼育を楽しんでいました
そんな魚好きが、最も愛していた魚が
オイカワ
そして
タナゴでしたね

この地方では、タナゴと言えばタイリクバラタナゴ
他のタナゴは見たことがありません
そんな少年が、図鑑を眺めて憧れを抱いていたのが
アブラボテ
イタセンパラ
そして
今回仕入れた魚です

まだ引っ張りますか!?
小学校も高学年になろうかという頃、ついに本物のその魚を見ることができました
確か、お隣の市の駅前の百貨店だったと思います
街まで家族で買い物に行くって感じです

その百貨店の屋上がペット売り場になっていて、屋外との境目に水槽が並んでいました
その横には、大きなFRPの活けすがあり、コイや金魚を木綿糸に結んだ針で引っ掛けて釣る、今では見掛けない釣り堀がありました
当時は、駅前の百貨店も大変な賑わいを見せていましたが、今は郊外のショッピングモールの影響で潰れてしまいました
大分話が逸れましたかね

その百貨店の屋上で見つけたのが、憧れのタナゴ
ゼニタナゴです

やっと出てきた

今でこそ、絶滅危惧種ⅠA?とかに指定されて、そろそろ飼育・繁殖・売買に規制が掛かってもおかしくないみたいですが、当時は1匹500円で買えました

比較的神経質で弱い種類ということもあり、あまり長生きはさせてあげられなかった記憶があります
当時は500円と、子供の小遣いでも悩んだ末に購入できる値段でした
それが今では…
5倍~10倍の価格で取引されています

大人になっているから手を出せるだけですが、クワガタ同様に欲しくなったら…
我慢できません

といった感じで
本日届いたという訳です

ゼニタナゴ♂

細かい網目のような鱗が特徴的です

♀も同様に特徴的な姿ですが、とても地味に見えます


傾斜水槽に入れた直後は

色が抜けて白っぽいですね

しかし、このペアは

最初から仲むつまじいこと

ずっと、2匹で寄り添っています

そして

30分もすると

かなり色も戻ってきたのではないでしょうか?
♂の淡いピンクの婚姻色は、特徴的な鱗模様との相乗効果で、とても上品な美しさを醸し出してくれます
カネヒラと共に、秋が産卵期の様ですから、これからもう少し綺麗になるのかな?
いつか
飼育が規制されるまで、大切に飼育したいと思います

ミヤコタナゴ・イタセンパラの様に、特別天然記念物に指定される日も近いのかな?