会社へ向かうために外に出ると、
道には驚くほどに雪が少ない。

暖冬だ暖冬だ言いながらも、
暖かくなっては吹雪き、
暖かくなっては吹雪きでなんだかんだ冬してたわけだけれど、
なんかもう視覚的な色合いや、
空気の匂いや、
風の味が1年ぶりのアレコレで、
ああついに本当に暖冬のままもう春なんだなぁと実感。


そして俺ももうコートを脱いで、
冷えない程度の格好で家を出たわけだけれども、
ちょうど1年前、
同じように春が冬を溶かした時のことを思い出してみると、
あの時のいろいろ諸々なこと。



この1年で俺は何か変わった?
同じことばかりを繰り返してる気がするから、
春は、嫌い。



時間ばかりがどんどん過ぎてく中で、
3月は俺にはいつも同じ空気。
寂しさを怖がっちゃ何もできないんで。
前に進む度に押し潰されるのは、
自分で選んだ結果。


1人だって、2人だって、孤独なのは同じ。
人間なんてのは、
そんなに強いもんでもないし、
そんなに弱いもんでもないし。


それなのに、
なぜみんな強いふりをしたがる?
なぜみんな弱いふりをしたがる?


んで、そうやってイメージの殻かぶって、自己満足。