6月の末でヘブライ大学での後期セメスターがひと段落。この数ヶ月はまさに「耐久レース」かと思う日々(笑)


4コマの授業プラス週3日, 3時間半のヘブライ語のクラス, 


ヘブライ語のクラスは「ウルパン」といって


現代ヘブライ語が非常にシステマティックに教えられます。授業はすべてヘブライ語。英語などは一切使いません。ヘブライ語のみで全て説明される。だからみんな必死です。



以前, テルアビブのウルパンに通っていたのですが, ヘブライ大学に入った時, 事務のおばちゃんから


「うちのウルパンは街中のウルパンとは違うのよ!」

と, 釘を刺されてましたが^^;, ホントだった..
!(笑)

ガンガン進むし毎週テスト, テスト。

宿題もしっかり。



こんな感じで。

12:00までのクラスで, だいたい11:00ぐらいになるとフラフラになってくる^^; 「もうこれ以上頭に入りませーん!」って感じで, やたら甘いものが食べたくなってくる(笑)


しかーし。それ以上にハードなのが4コマの授業。


全部by ヘブライ語で授業聞かなきゃいけません。おーまいがー!^^;


取っている授業はだいたい既に予備知識がある内容のものだったりするので, 聞こえてくる分かるヘブライ語を聞きとってなんとかやっていく訳ですが, ひとつだけどうにも大変なクラスが...


それはPsychoacoustic (音響心理学)。


音の波長に人の聴覚にどういう経路で伝わり, どういう反応を引き起こすか,



すんごく興味深いテーマですがでも全部ヘブライ語^^;



しかも長ーい論文(さすがに英語)を読んで2つレポートを書かなければいけない上にテストまで!



きゃー, どおしよ〜?! となっていたところ, 親切なクラスメイトのダニエル君が助けてくれることに...。


聞くとこのクラスは心理学や認知学を学ぶ生徒が受講生の大半で,



私のように音楽学サイドの生徒はごくわずかしかいなかったらしい。道理で...
初めての分野の上にヘブライ語。もう授業は起きてるのも精一杯なくらいだったのにレポートとテスト^^;


今までの授業の概略をダニエル君に説明してもらい, 論文の解説をしてもらいながらレポート書き。


朝6:30から起きて読んでメモして書いて...


とにかく書く^^;


ちなみにこのグラフは, 協和音, 不協和音を聞いた時に聴覚器官が脳にシグナルを送る時の波長を示すもの。


この器官からのシグナルと, 音そのものが持つ波長のグラフというのは極めて形が一致するそうです。この話には感動してちょっと涙出た。



そしてなんとか2つのレポートを書き上げいざテスト, となったわけですが, 


先生に, さすがにヘブライ語で書かれた質問では難しすぎるので英語訳をお願いしておいたのですが,


なーんとそれが用意されてなかったし〜!!^^;


質問もわからんだし!(笑)


わかる単語を拾ってはみても超限りがあり。


結局, もう一回チャンスがあるらしく, 8月に持ち越し。


しかしその他にも7月末までに3つのレポートの提出が待ち構えてる。


中にはヘブライ語でしか詳しい情報が得られないものも。




ユダヤの聖歌. ピュートに関する内容。
これしかない, となると「読まねば!」という気になって読むものです。そして落ち着いて読んでみるとなんとか理解できたりする。ある程度知識がある内容だからそれが可能なわけですが(音響心理学じゃムリ^^;) 人間, 追い込まれて初めて道を切り拓こうとするもんだな, と実感(笑)


というわけで, 7月末まではもう缶ヅメ。


しばらく私に夏休みはない〜!!(笑)