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山の画かれた字趾に転嫁する行為の起源については、平安時代とも江戸時代ともいわれているが、公式な記録が存在するわけではない。場所と行為を具体的に特定した資料が登場するのは近世に入ってからである。『雍州府志』によると盂蘭盆会や施餓鬼の行事として行われていたとあり、『花洛細見図』にも「盂蘭盆会の魂祭」として紹介されていることから、江戸時代前期から中期までにはそれに類する性格を持っており、大文字、妙法、船形、加えて所々の山、原野で火を点けていた。
