D-J 講習会 ③ 2日目 ライディングスキル | ★ ケ・セラ・セラなおんちゃんの日常 ★

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時々たれちゃん、たまにはダンナ・・・


あ~疲れたっと。疲れるとちょっとネガティブシンキングなおんちゃんです。
まぁ、そんなときもあるよね

今日は座学からのライディング。


昨日の記事も本当は書きたいこといっぱいあったんだけど
お金払ってることだから、あんまり書いちゃダメだよな~って
かなり遠慮して書いてた。

持田さんには書きたいこと書いていいよって言われて
ヤッターって朝は思っていたんだけど
なんだか疲れて思考がついていかないわ



私なりに習ったことを書いても、理屈がわかっていなくちゃ
(私の今までのように)乗り方、やり方、技術だけ追っても
自分のやってることとリンクして腑に落ちないと、スキルはあがらない。
応用がきかなくなるから変化できないよね。

「ちゃんと自分で説明できるくらいにならないと
頭の中で整理できてないっていうことだからね。」


って言われました。

それで、今日はここに普段乗りに来てる方や
昨日とは違う犬ソリ調教してる方が座学だけ勉強したいとのことでした。

途中で、今まで座学で勉強したことを説明してって
研修生と交互に話すことになり・・・・

ちゃんと説明できることもあれば
恥ずかしいくらいにぐだぐだになってることもあり(笑)

理解は出来ても人に教えるっていうのは
ちゃんと自分の言葉で伝えないと伝わらないよね

いい勉強になりました。




今日一番印象に残った話は「馬とのコミュニケーションにおける3つのシステム」

っていうことで、馬とコミュニケーションをとるには
精神、感情、肉体の3つのことが大切という話。

①精神的に人間に対して一目おいてる状態。リスペクトしてるっていうこと。

②感情は馬が人間に対していい感情を持つということ。

よくあるのが、女性にはいい感情を持つ馬は多いけど、なかなか指示通りに動いてはくれない。
いい感情はあるけど、友達感覚でリスペクトしていない。

男性には指示通り動くけど、恐怖で動いてるだけでいい感情は持っていない
③の肉体的には緊張していると体は硬くてやわらかさが足りず、いい動きじゃない。


競走馬産業では、海外では文化として小さい頃から馬に接する機会が多く
可愛がるところから入るので、いいコミュニケーションが取りやすい。

日本ではまずコントロールして馬を動かすことから入るから、いい感情が低いらしいです。


たとえば極端だけど、私たちも拳銃を突きつけられて恐怖を感じながらいうことを聞いていても
自分から前向きには動かないよね。しかたなく動くとどこかバランスがぎこちない。

そういえばパワハラにあったとき、やりたくないのに仕方なくダラダラやってたわ。それと同じ。


でね、よく持田さんのところに電話で「馬が硬くて動かないんです」って問い合わせがあるんだけど
その3つの側面から考えなくちゃならないから、実際に見ないとわからないんだって。

たとえば、動かない理由として硬いのはどうしてだろう?って考えたときに
こういう理論がわかっていない人が表現しても本当に今の馬の状態を的確に伝えられてるかがわからない。

それからこの3つに当てはめて考えてみると

①一目おいてないから かもしれないし
②いい感情が無いから反発心かもしれないし
③ゆずってくるという動き方をしらないかもしれない   っていうことなんだって。

しかもそれを瞬間的に判断して実践しなくちゃならないからね。


犬ぞりの方が面白いことを言っていて、
たとえばドックアジリティーで
いろんな障害をクリアすることはできても、犬ゾリはできない。
技術だけできても、基本的なこういう考え方がなかったらなかなか難しい。
これから犬の調教で悩んでたことの取っ掛かりになりそうだって言っていましたよ


実践でやるのは難しかったよ。でも、できるとすごく面白い


実践では馬を馬場に連れてくるところから。

馬に近づくこと、ホルターをつけること、ブラッシングや裏掘り
鞍をつけることも今までとはぜんぜん違う意味合いを考えながら出来るようになりました。

最初は昨日グランドワークでやったことの復習。
体の各パーツを触れるか、指示通り反応あるか?
同じことをホルターのワンレーンでやってみる。


首が柔らかく曲がるか、前肢の動き、後肢の動き、バックなどをそれぞれ。



ある程度の動きができたら
レーンを顎下でしばって、いつものダブルハンドで持って同じ動きをやってみる。


今回は2回目だから、ほんの少しの指示(フェーズ、段階の扶助という)で
動くかどうか、クオリティをあげましょうと。

理解はできるけど、、、、ってね


やるのはできるけど、ちょっとグダグダ気味だったので何が悪いのか
自分では気づけない。


そこでやったのが、ミラーゲーム

カッティングホースの練習で使われるそうなんだけど、
向かいあった二人どちらかが、追われる牛の役。
もう一人は同じ動きをして牛が逃げないようにするというもの。

静止、並足、速足と前肢の旋回のみでやります。

これがなんと以外にもすごくいい動きができて

いつも「目線は行きたい方向に」とか「体のバランス」のこととか言われるけど
これをやったら手元なんて見てる暇ないし、反射的にやらなくちゃならない。

必然的に目線もバランスも上手くいって、気持ちいい~

途中で、動くこと、前に行くことに気持ちが行き過ぎて
ストップが悪くなったので、止まったらバックアップするのも取り入れたら(バランスバック)
収縮具合もよくなってきて、ターン、ロールバックがめっちゃいい

更にストップのクオリティをよくしたら全部よくなった

これか~って実感キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
こんなに乗れたこと今までないわ
めっちゃ上手くなった私~って思った

最後にはレーンはホーンにかけてスティックと脚の指示で
いろんな動きができるかどうか??



できるし馬に乗るときってやっぱりハミっていらないんだね~。

前に持田さんがハミもホルターもつけないで
スピンとかスライディングストップするのを見てウソーって思ったけど、きっとできるんだね。

馬の動きを邪魔しないようにしなくちゃって思うけど、明日ハミ持った途端に
いつもの癖がでちゃいそう


それから馬のリズムに合わせて、自分のリズムを変えて
シートで並足、ゆっくり並足、ストップの練習。

これはまだまだ感覚としてわからない~
いっぺんに全部は無理よね




ちょっとホルター外してみようか?って外してみたけど
自分のメンタルの変化がすごい(笑)

ちょっと動いただけで、怖くて足が上がってバランス悪い




でも、まぁ今までの中で一番乗れたし
もう少しで何も無くても乗れそうだね(え~!?)
って褒められてすごく満足な一日でした