それからまた数日後。
あたしのことを心配してくれた友人が、



『自分の家、家族いるけど、怖いなら事がおさまるまで泊まってもいいよ』



と言ってくれました。
今でもこの友人には感謝していますが、
その時は『あなたが神か…!!』と思ったほどでした(笑)



急いで準備して、その友人の車に乗り込んだところ。
…彼は現れました。



友人の車に急いで乗るあたしの姿を見て、
彼も急いで自分の車に乗り込み。そして。



カーチェイス…
とまではいきませんが、追いかけてきたのです。



どうにかして友人が振り切って逃げてくれましたが、
今度見つかると非常にヤバイと感じました。



それは、友人の家がバレてしまう恐れがあるから…。
友人の家…もとい友人の家族にまで迷惑がかかってしまうかもしれない。
そう考え、せっかく『泊まっていいよ』と言ってくれた友人に断り、
自分のアパートにおそるおそる戻ることにしました…。



ちなみにこの間に警察にも相談しましたが、
状況証拠がまだ希薄であるとしてとりあってくれませんでした。
何かあってからでは遅すぎると感じるのですが…。
このことがあってから、警察は信用できなくなってしまいました。
今は変わってるかもしれませんが…。



アパートに戻ると、彼の車はありませんでした。
諦めて帰ってくれたのかな??と思いましたが、
あたしは恐ろしくて、結局部屋の外に出ることが出来ませんでした…。

それから数日後のこと。
あたしが朝、会社に出勤しているとき。



あたしはその日、少し寝坊してしまい、急いでアパートの階段を駆け下りました。



すると。
ひょっこりと。
まるであたしを待っていたかのように。



A君が、あたしの目の前に現れました。



多分彼は『おはよう』と言っていた気がしますが、
会社に遅れるという焦りと、それよりなにより、
『何故A君がここにいるのか』
という混乱で、あたしは走って逃げてしまいました。



その日は会社に行っても仕事が手に付かず…
帰る時間になっても、
『まだあの場所にいたらどうしよう』
という気持ちが大きく、帰るのをためらっていました。



まぁ帰らない訳にはいかないので、会社の同僚に一緒に帰ってもらいましたが…
その間も、いつ彼が飛び出してくるか、いつ彼の車が来るか…そんなことばかり
考えていました。
結局A君には遭遇することなく帰ることができましたが…。



ある時、あたしは気付きました(遅いけど)
『なんであたしがびくびくする必要があるの??』と。
はよ気付けって感じですが…w



とりあえず、あたしがA君と出会うきっかけになった友人Bに相談してみることに
しました。
ちなみにこの友人Bは、A君の先輩にあたります。



何故こういう風になるまでBに相談しなかったの??と思われる方もいるかと思いますが…
あたしが、友人関係が壊れるのを恐れて、言えなかったんです。
今考えればバカですがwww
あと、あたしにA君を紹介したことを、負い目に感じて欲しくない、というのもありました。



でも、こうなってしまっては、Bに相談するしかない。
しかも、先輩でA君が尊敬しているBの話なら、A君も聞いてくれるだろう…
そう思っていました。



しかしその考えは甘かった…。
それどころか、あたしが困っていると伝えてくれたBに対し、A君が放った言葉。



『照れてるだけでしょ』



この言葉をBから聞いたとき、背筋が凍りました。



あたしが困っていると言っているのに、『照れてる』??

着信拒否してるのに??メール受信拒否もしたのに???『照れてる』?????
その瞬間、これまでの恐怖心が湧き上がり、A君はストーカーになってしまったんだと
確信しました…。

前回の続きです。



なんの連絡もなく、あたしのアパートの下に来ていたA君。
家に入った途端、鳴り響くA君からの電話。



まだ一回だけしか遊んでいなかったのに、
それほど仲が良くないのにいきなり来ているとわかると、
何故か恐怖心が湧いてくるんですね。



仲の良い友人が突然来訪することがあっても怖いとは感じないと思います。
怖くないのは、友人に心を許しているからでしょうね。
しかも、あたしの友人は、あたしの家に来るときは全員ちゃんと連絡くれますし。



とりあえず。
電話が鳴り止むのを、A君の車の音が諦めて遠ざかるのを、
あたしはひたすら待ちました。



あたしが帰るころにはまだ見えていた陽の光が傾き、
外が暗闇に包まれたころ。
やっと、A君の車が遠ざかっていく音が聞こえました。



ほっとしたと同時に、怖くて泣いたのを覚えています。



というかですね。この段階ではまだ、A君のことをストーカーだなんて思っては
いませんでした。
だって、確かに怖い思いはしましたが、直接手を出されたわけでもありませんでしたし。
ただ単にあたしへの想いだけで動いていたのかなと。←偉そうですね…スミマセンあせる



でも、こんなことだけでは終わらなかったんです…