明けましておめでとうございます。
このような場所でこっそりと書かれたブログを発見してくださった素敵なあなたに新年のご挨拶を申し上げます。
今日は今年三度目のブログ更新にしてようやく読者の皆様のためになる記事を書こうという気になったので、気が変わらないうちに書いてみようと思う。
テーマはタイトル通り、
『グルテンがどのようにあなたの健康を損なうか?』
である。今回参考にした書籍は
『「いつものパン」があなたを殺す』
というやや過激なタイトルがついた、アメリカのデイビッド・パールマター神経科医によって書かれた本だ。
もちろん、この邦題はパールマター博士によって付けられたわけではないが、人の注意を一瞬にして引きつける良いタイトルだと思う。
“Grain Brain” (グレイン・ブレイン)
という実際のタイトルも韻を踏んでいるだけでなく、この本を通じて博士が読者に伝えたいことがはっきりわかるスマートなタイトルだ。
“The Surprising Truth about Wheat, Carbs, and Sugar — Your Brain’s Silent Killers”
邦題は、むしろこっちをほぼ直訳したものだと考えた方が正しいか。いずれにせよセンスがあると認めざるを得ない。
いつか本を出す機会が訪れたら、私もこのようなセンスを感じさせるタイトルを付けたい。
さて、タイトルに関する私の余計な感想を一通り述べた今、ようやく本題に入りたいと思う。
まず初めに紹介したいのが、グルテンが及ぼしうる健康被害にはどのようなものがあるか、だ。
言い換えれば
『グルテンが原因で起こることが証明されている症状・疾患にはどのようなものがあるか』
となり、それは以下のようになる。
(グルテンとは、小麦に含まれるたんぱく質グリアジンとグルテニンに水分を加えて混ぜることで形成される粘着性のあるたんぱく質のこと。ここではグルテンを小麦と置き換えて理解しても支障はない)
【グルテンが原因で起こる症状・病気】
・ADHD (注意欠陥多動性障害)
・アルコール依存症
・筋萎縮性側索硬化症
・不安
・運動失調、平衡感覚の喪失
・自閉症
・自己免疫疾患(糖尿病、慢性リンパ球性甲状腺炎、関節リウマチなど)
・骨の痛み/ 骨量減少/ 骨化石症
・頭に霧がかかった感覚
・がん
・胸の痛み
・絶えず病気になる
・乳製品過敏症
・成長遅延
・うつ病
・消化困難(腸内ガス、膨満、下痢、便秘、激しい腹痛など)
・心臓疾患
・しんましん/ 発疹
・生殖不能
・過敏性腸症候群
・食べ物の吸収不良
・偏頭痛
・流産
・吐き気/ 嘔吐
・神経障害(認知症、アルツハイマー病、統合失調症など)
・パーキンソン病
・発作/ 癲癇
・糖質を摂りたい欲求
『「いつものパン」があなたを殺す』P.105
ご覧いただけただろうか?
グルテンが原因で起こることが証明されている症状や病気がこれほどたくさんあるのである。
もはや普通に生活を送っている“自称”健常者でさえ、すべてを回避することなど不可能に感じられるのではないだろうか?
今、この記事を読んでくださっているあなたにも、いくつか思い当たる項目があるかもしれない。
そうであれば、私がこの記事を書いている価値があったということだ。
いやいや、あなたの不幸を喜んでいるわけではけっしてない。
シャーデン・フロイデ、他人の不幸は蜜の味、を意味するドイツ語であるらしいが、そんなくだらない理由で貴重な時間を割いて慣れない記事の執筆をやれるほど、私は“人間ができて”はいない。
あなたがもし現在、上に上げたような症状や病気に苦しんでいるとしたら、「この記事があなたにそれを気づかせるきっかけになったかもしれない」ということを言いたかっただけである。
そして、それは幸運である。
なぜなら、原因があなたが毎日食べている食事に含まれる「グルテン」かもしれないからだ。
原因が「グルテン」であれば、食事から「グルテン」を取り除くだけで、その症状から回復し、病気を克服できるということだ。
こんな素晴らしいことはなかなかない。
この記事の中だけで完結するつもりでいたが、どうやら思ったよりも大作になりそうなので、最後にこの本で紹介されている統合失調症患者のグルテンフリーの食事法実践後の衝撃的な回復をご覧いただいて、今日を締めくくりたい。
“文献内でくわしく説明されているある女性の例によると、グルテンフリー、低炭水化物の食事を採用したところ、統合失調症の症状が完全になくなった。彼女は十七歳のときに初めて統合失調症と診断され、日常的な幻覚などを経験し、自殺未遂を起こして何度も入院し、薬を使っても症状が改善することはなかった。ところが七十歳になって低炭水化物の新たな食事を開始すると一週間もたたないうちに、何だか気分がよく、力が出てきたと感想を述べ、三週間たつと、もはや幻聴も幻覚もなくなったという。”
『「いつものパン」があなたを殺す』P.219 より引用
“衝撃的”と表現した理由がおわかりいただけたと思う。
恐らくこの女性は、まさにもう一度命を得たかのように、今彼女の人生を大いに楽しんでいるに違いない。
ただ、悔やまれるのは、
(恐らく彼女も大いに悔やんだだろう)
彼女がもっと早くにグルテンフリーという食事法に出会わなかったことだ。
もし、彼女が十七歳のときに、統合失調症の原因がグルテンにあるかもしれないと気づいていたら、
(53年もの歳月に渡る統合失調症の症状に悩まされる必要のなかった)七十歳を迎えた彼女の人生はいったいどのようなものだったか・・・
どんなに考えることを拒んでも、考えてしまうのは私だけだろうか?
ぜひ、あなたにも「グルテン」を取り除いた後のなんとも言えぬ開放感を味わっていただきたい。
グルテンが体から抜けきるには、グルテンを一切口にしなくなってから最低2〜3週間かかると言われている。
ただ、グルテンをやめられなくても自分を責めないでほしい。
実は、グルテンをやめられない理由も科学的にあきらかになっているのだ。
そのことについても追々記事にしたいと考えているが、
「そんないつになるかわからない記事待ってられるか」
という大多数の読者には、てっとり早く『「いつものパン」があなたを殺す』を読んでいただければと思う。
とにかく、
鉄は熱いうちに打て、というわけだ。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
なるべく早く続編を書けるように努めます。
バイオハッカーろぶすた