1985/12/31号の雑誌「週刊プロレス」に1985/12/12に行われた「デビル雅美vsダンプ松本 WWWA世界シングル」に関する記事がありましたので引用します。
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今年夏よりケガにつきまとわれたジャガー横田は、最後のどたん場になって、またアクシデントにみまわれた。
この日の前日、茨城県日立市で行われたジャンボ堀とのシングルマッチで、場外トペを敢行した横田は勢い余ってフェンスと床に右肩を強打。脱臼して全治3週間の負傷を負ってしまった。
このためタイトルマッチは欠場せざるを得なくなり、横田は決戦当日、WWWA世界シングル王座を返上。リング上での"くじ引き"の結果、ライオネス飛鳥に抽選勝ちしたダンプ松本と、オール・パシフィック王者デビル雅美の間で、WWWA世界シングル王座争奪戦、並びにオール・パシフィック王座防衛戦が行われることになった。試合は10分を経過するまでは全ダンプのペース。デビルがダンプの凶器攻撃などの餌食となり、一方的な試合が展開した。
しかし、ダンプが肩車でデビルをかつぎあげた時だ。セコンドについていた中野が、その時すかさずコーナーに上がり、あの飛鳥を失神させた合体ラリアットをデビルに見舞った。素早く押さえ込みにいくダンプ。だがレフェリーは、これを乱入者との共同攻撃とみなし、カウントを全くとらない。終盤デビルは雪崩式ブレーンバスターでダンプを追い込み、最後はコーナー2段目からの雪崩式肩車バックドロップ! これでカウントスリーが入り、デビルはついに世界最高峰の座を手にした。だが写真を見ていただけばわかる通り、デビルがフォールにいった雪崩式は、明らかに自分を応援する選手の協力を得ているのだ。判定は微妙であるが、それにしても横田が闘わずして王座を失ったのは、ファンには大きなショックだったに違いない。果たして無冠となった横田に、王座挑戦の機会はくるのだろうか。
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週刊プロレスにツッコミを入れられています。
ダンプはブルの協力を得てデビルにラリアートを食らわしましたが、カウントは無効。
しかしデビルが他選手の協力を得てフォールしたら、カウントは有効。
ヒールには赤いベルトは取らせない!!
当時の全女の固い決意が見られます。全女というかベビーフェィスの先輩たちですかね。
さてこの試合、飛鳥とダンプの抽選の模様が写真にありました。
なるほど、こんな感じで分かりやすく「赤い」印がついていたんですね。
その他の写真を拡大してみます。
水着の下に来ているサポーター(?)がダンプのお尻から見えてしまっています・・(^^;
ダンプの左足にはガイコツが描かれていました。





