1985/6月号の月刊明星に極悪同盟が特集されましたので引用します。
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またあるときは鍛え抜かれた肉体が妖しく光る、
女子プロレス界の悪の星。その名も"トロッコ小泉"・・・?
聞いて! へっへっへっ、私、中学の頃から憧れの恰好がこれなのだ。
もー夢中だったんだ。「ビューィペア」に。たのきんもファンだったんだけど、問題じゃなかったもんね。私の女子プロ好きは相模原青果市場特設リングとか、横浜ドリームランド広場とか。ほとんど追っかけやってたもん。ジャッキー佐藤が投げ返してくれたゴムボールとマキ上田の髪の毛(これは友達が「本物」といってくれたから、たぶん本物だと思うよ)宝物にしてるんだから。ビューティペアの「バン・ババン」というシングル知ってる? 知らないだろー。名曲なんだぜ、通だろー!) 女子プロの新人募集に応募しようと思ったこともあるんだ。間違って"スタ誕"に応募して、間違って歌手になって、しばらく女子プロ熱が冷めていたんだけど、最近はまた目覚めてきたんだ。コンサート始まって、つくづく感じる自分の体力のなさ。女子プロ中継みるたびに、ひゃー鍛えぬいた女の肉体ってマコトに美しいなぁて。それも悪役やってる極悪軍団に真の実力と様式美があると! ダンプ松本とクレーン・ユウだから、私はさしずめ"トロッコ小泉"。あぁ、極悪軍団好き!!
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色々とツッコミどころが満載です。キョンキョンの額に「極」。きちんと極悪メイクを施しています。ダンプが直々にメイクしたのでしょうか? いや、おそらくスタイリストさんだとは思いますが、極悪メイクというのは、誰がやってもそれなりにサマになるので凄いですね。
現役バリバリのアイドルが女子プロレスのヒールと一緒に撮影され、しかも「悪役に憧れている」などとインタビューされてしまうのは、女子プロレスの時代に変わったことを示しているでしょう。
クラッシュファンに石を投げられていた極悪同盟ですが、キョンキョンが胸を張って「これが私のやりたいファッション」と言ってしまうあたり、世間的には極悪同盟というのは、時代にマッチしていたことが分かります。
「トロッコ小泉」は重機シリーズではないので微妙なネーミングですが、建設現場で一番弱そうなので、少々自粛した名前にしたのかもしれませんね(^^;