1985/5 雑誌「BOMB!」今はバイバイ「パンツの穴」さ! | 時系列でみる! 極悪同盟 ダンプ松本 ファンブログ

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極悪同盟(特にダンプ松本さん)のプロレスを時系列で整理します。思い入れのある雑誌処分のためブログに残して廃棄します。「テーマ別」で時系列で閲覧することができます。妄想で書くこともしばしばですが1年(+α)かけてやる予定です

1985/5月号の月刊BOMB!に極悪同盟が特集されましたので引用します。

 

 

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極悪同盟

今は、バイバイ「パンツの穴」さ!

 

"女"は捨てたさ▼ ダンプ松本の場合
初恋は小2の時。同じクラスの可愛い坊 やに親切にされて、一丁まえに恋をしたこともあるよ。それから、中2の時は、彼氏ってヤツと、どこか人目のつかない所で待ち合わせては、ルンルン気分で登校、下校を楽しんだこともあるし、中3の時は、そ の坊やと、浮気しただのどうのこうのとすったもんだしたあげく、また別の彼氏と交換日記をし始めたこともあるさ。


でも、ジャッキー佐藤さんを知った時か ら、あたいの人生は変わっちまったんだよ。 ハッキリいって、その瞬間に、あたいは "女"を捨てちまったといってもいいね。
もともと、あたいはナヨナヨした坊やが大キライだったんだ。幼稚園の時でもいちいちママが送り迎えに 来てたり、毎日、ビシッとアイロンのかかったハンカチをていねいに 四ツ折りにしてポケットに入れている男なんて小便臭くって、話しかける気持も湧かなかったよ。


男はいつでも、どこにいたって強くたくましくあってほしい、とそう思っていたか ら、あたいはその頃から暴れん坊でガキ大将の野郎しか男と認めてなかったところが あったのさ。
もちろん、今となっちゃ、強いだけでな く、思いやりってやつもだいじだとは思っているけど、当時は、ブランコだっていったん乗ったら、そのまま360度、ひとまわりもふたまわりもしちゃうほど無謀な男に憧れてたってわけさ。

 

で、ジャッキーさんを知ってから、闇雲にプロレスに走っちゃって、女子プロレス の門を叩いてそのまま飛び込んじゃったか ら、それ以来、男ってものを知らないけどハッキリいって、今のあたいには、男はなくても生きられるけど、プロレスはないと生きられない、って気持しかないんだ。 そりゃあ、プロレスに入る前は、思春期の頃、性にも興味を持ったし、SEXってやつが一体どんなものなのか、興味津々の頃もあったよ。でも、入団した18歳の時から、そんな疑問や問題はもうどうでもよくなっちゃったんだ。ただ、小、中学生の 頃よくやられた"スカートめくり”ってやつは、今でもプロレス の会場で"お触わり"ってやつに形を変えて目撃しているから、 男のスケベ心ってものはシミジミ感じているよ。
 

ただし、そんな野郎はトコトン制裁を加えるから、ただじゃ 帰れないけどね。
ま、あたいも、もし将来プロ レスをやめたら、その時またあたいの「パンツの穴」のころに逆戻りして、そこから再び女を始めるようになるのかもしれな いけど、今は酒・タバコ・男の三禁ってやつもあるし、こんなあたいでもプロレスで使ってく れるんだから、「パンツの穴」を忘れてるだけかもしれないね。

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ダンプは相変わらず男に関してはシャットアウト。ジャッキー佐藤に憧れて・・という感じですね。小学生のときの初恋の高橋君、そして熊谷の試合を見に来ていた柿沼さんと、自伝にたくさん恋話は掲載されているのですが、あまり知られていない感じがします。中学のときに彼氏がいたというのは、本ページの一番下に引用して書いておきます。

 

 


 

続いては、いままで聞いたことがないクレーンの男関係の話。

 

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男ってエッチ クレーン・ユウの場合
私の場合は、中学時代がいちばん男のコ と縁のあった頃だね。
といっても、好いた惚れたとか、不純異性ナントカっていうやつじゃないよ。そんなこと、トーンデモナイよ(笑)。
当時、私はバレーボール部に入っていた のよ。それで、晴れた日は屋外のグラウンドで練習してたんだけど、その隣りのスペースではサッカー部が練習してたから、よく サッカー部の男のコたちとツルんでいたってわけ。

冗談いったり、からかったり。それにエッチな話もしていたわね。そんでみんな、ギャハハハ!なんて大声上げて 笑うの。その頃なんかも、私、あんまり性とかSEXってものに関心なかったけど、 わからないままにエッチな話にもノッたわよ。だってさ、エッチな話ってジョークにすれば、けっこう面白いもんネ。

 

あっ、それで新人時代の面白い話があるんだ。あのね、ある日、関西で試合をした時、突然、私のリング・コスチューム、つ まり水着がビリッと破けたのよ。
今ならそんなことあっても、余裕で、例 えばパートナーのダンプに「ちょっと頑張 っててネ!」なんていい残して、ササッと控室で着替えて来るけど、新人時代なんてそんな余裕ゼンゼンないじゃない。いい試合しないと、また鬼のような先輩から「ちょっと、アンタ、今日の試合なによ!  私たちは相撲やってんじゃないんだよ!」ってな感じでイビられるじゃない。まあ、そういう先輩のムチがあるから新人は一生懸命ガンバルんだろうけど、その時の私も 試合に一生懸命だったわけよ。

 

でもさ、一生懸命やればやるほど内容がハードになって、水着はドンドン破れるじゃん。このままで行ったら試合終了の時は丸裸になるんじゃないかってくら い(笑)、破れかたがスゴくなってきたの。 

そこで私、悩んでさ。セコンドの女のコに頼んで、ナント、ガムテープで破れたところをとりつくろって、試合を続けたってわけ(笑)。
 

でも、その時の男のお客さんってエッチねえ。目がもう、いつビリビリになってバストとか肌が現れるかって、期待して待ってるようなの。私も、あんまり男のコとつき合わないうちに女子プロレス に入っちゃったから、男の心理とかって よくわかんないけど、ハーッ、男ってこんなにエッチなのかって感じたね。だか ら、タイプの舘ひろしサンだけはそうで あってほしくないの(笑)。

もっとも、あの人、今までにさんざん遊んできて、今はすっかり落ち着いてるって感じのするところが好きなんだけどね。まあ、私もダンプ と同じように、理想の25歳で結婚できたらきっと自分自身の「パンツの穴」のころに戻るんだろうけど、25歳でウブになるなんて気持悪いかな?(笑)。でも、プロレスに 賭けた私の"女"に悔いは全然ありませんよ。
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クレーンの水着が破けた話は面白いですね。ガムテープで破れた水着がくっつくのか謎ですが、確かに男子にはたまらないおいしいシーンだったでしょう(笑) これは男として否定しません。(^^; クレーンは「ぶるちゃんねる」でいつも部屋にプロレス関係の男(小人さんとか)がいた、と話していましたが、そのあたりはさすがに話していないですね。三禁がありますしね。

また、クレーンのインタビューは、「ダンプが・・」みたいに言葉を頻繁に挟んでいます。本当にダンプと口を聞いていないケンカ状態ならば、インタビューでいわないと思うんですよね。

つまり、この頃は鹿島の「お別れ」の試合に近いわけですが、クレーンはダンプのことを全く嫌っていないと思われます。ダンプはクレーンにイライラ度MAXだったけど、クレーンは何とも思っていなかったんじゃないですかね。そのクレーンの鈍感さにも、ダンプはイライラ度MAXになったのかも(^^;

 

 

さて、ダンプの中学の彼氏の話に戻ります。相手はサッカー部の佐藤君(らしい)です。

----------「おかあちゃん」より


小さい頃からわたし、遊ぶのは男の子とばかりだった。だから、思春期になってもなかなか女の子としての意識がもてないでいた。 わたしばかりじゃなくて、それはわたしを見る男の子の側も同じだった。
小学校五、六年生の頃、フォークダンスの授業では男の子と女の子、互いに意識し合って手 をにぎり合うのもいやがったりするでしょう。でも、なぜかわたしは平気だった。
中学時代、教室で男の子が着替えをしている。
女の子は恥ずかしがって全員、廊下に出ている。わたしも出ようとすると、「おまえならいてもいいよ」。こうだもの。
そんな私が恋をした。初恋だった。

中学二年生の時、ある男の子と「交換日記」をしていた。相手は頭のいい子でサッカー部。ちょうど少年隊の錦織一清くんに似ていてかっこよかった。

その交換日記、お互いに恥ずかしいので直接手渡すわけにもいかず、相手の机の中や下駄箱の中に隠して置いといたりした。
"交換日記、ああ、今日は何て書いてあるのかな?"
それを思うと、授業も手につかなかった。
その頃、わたしは水泳部だった。クロールの練習をしながらわたしは、プールサイドから広いグラウンドを見るのが好きだった。
グラウンドには彼がいた。彼、もちろん交換日記の相手。彼はさわやかにサッカーボールを追って走りまわってた......。
あんまり長いことわたしが彼を見てるので、「おい、彼女見てるぞ」と彼は仲間に冷やかされてた。すると、次に会った時にはわたしたちは何も言えなくなっていた。
"ああ、今思うと、なんて純な恋だったのだろう、ふふふ"
ある日、同じ水泳部の女の子がわたしに相談をもちかけてきた。
なんとその子はわたしのあこがれの君・錦織一清のことが好きだと言ったのだ。もちろん、
わたしが彼と交換日記までつけている仲なんて知るはずもなく、ただわたしの気持ちを確かめたかったのだ。
「彼のこと好きなんでしょう?」
「ううん、自分は好きじゃないよ。だいじょうぶだよ。応援してあげるからね」
それで、わたしの初恋は終わってしまった。
その時、わたしは彼女に、自分が彼のことを好きだというそぶりを、まったくと言っていいほど見せなかった。
わたしはその頃から、恋に関するかぎり、自分でも驚くぐらい弱気で臆病だ。
いつも自分の方から身をひいてしまう。
今でもそうだ。自分が好きなその人を、仮に友達も好きになったら・・。
たぶん、わたしは彼女に彼のことをゆずってしまう。二人のことを応援するって気がする。 その女の子がわたしの仲のいい友達だったら、なおさら応援しちゃう。
「真剣じゃないのよ、 香は。真剣にその人のこと愛してないのよ。真剣に、本当に自分にとって思ったら、そんなことできるわけないわ」
そう友達に言われても、"なるほどそんな考えもあるんだな"とは思うけど、だからといって私の気持ちが変わるわけでは決してない。何と言われようが譲ってしまうと思うんだ。

それにしても、あの時の交換日記、いったいどこへ消えてしまったのだろう。わたしのところで終わったはずなのに、探してみるんだけれど、どうしても見つからないのだ。

今、もしその交換日記が手元にあらわれたら?

もちろん、すぐにでもあの初恋の錦織少年にわたしは電話するでしょうね。

「ねぇ、十五年ぶりに交換日記やんない?」って。
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