入ったら生きては出られない、そんな怖い建物があります。この殺人建物はだれにでも建てることができてしまいます。
●高蔵(たかくら)形式にて建てます
稲・麦・粟といった五穀を保存するための蔵。丸太4本を柱とし、地面よりの1尺ほどの位置に丈夫な貫を渡して7、8尺の高さに床を取りつけ、四方の庇が4尺ほど出る様に作られた。単純な作りのようだが、相当丈夫で、軒端にどんなに重い物を置いても壊れず、台風の中でも少々動く程度で倒れる事もない。火事になっても下の貫木を抜き取って、そこに綱をつけて引けば簡単に倒れるので被害を小さくすることも出来ので、食糧の貯蔵に最適です。「干物・肴(さかな)など格護すれば虫付き或は腐ると云事なし」とあり、防虫・防腐にも優れていることがわかります。東瓜(冬瓜)、南瓜などを入れてもよく保ち、丸太の柱はよく削られているので最大の害獣ネズミも昇ることができません。
ただでさえ防御力の強い蔵様式建築ですが、中でも強力すぎて危険なものも有ります。
【どうして危険なのか?】
なかには、あまりに「守る力」が強力すぎて危険なものもあります。どんなによくできた蔵も外敵の侵入を完全に防ぎきるのは難しい事ですが、ある工程で作られた高蔵は、スズメやネズミなどが侵入しても、貯蔵物はひと口も食べられる事がありません。それどころか、スズメもネズミも蔵の中で干からびたミイラ状態で死んでしまいます。
死ぬのは小動物だけではありません。この蔵に入り込んだものは、人間でさえも命を失うことがあるのです。
【住んだ人が生きて出られない家のレシピ】
建築のそれぞれの工程に取り掛かるタイミンをカフカの日にする
【ex】
●建造に必要な材料を得るために初めて山へ入る日
●切り出した材木を山から運びはじめる日
●高蔵の土台を作りはじめる日
●柱を立てる日
●棟を上がる日
●屋根を葺く日
●高蔵を完成させる日
【カフカとはどんな意味か?】
奄美地方には「カフカ」という言葉があります。 これは「建物の中で生物が育たない日」を意味します。 蔵に入り込んだネズミが貯蔵した五穀を食べ、子を産んで増えたら困りますよね?そんな害獣・外敵から大切な食料を守るため、高蔵をカフカの日に建てたといいます。
といっても、1日のカフカで蔵を建ててしまうわけではありません。上記の様に、それぞれの工程に取り掛かるタイミングをカフカの日にして、カフカの力を増やすことで効力を高めました。
最適なのは4日か5日ほどかけて建てたもので、ネズミなどの小動物からしっかりと貯蔵物を守ってくれます。もちろん、すべての日がカフカである必要があります。
しかし、何事にも限度というものがあり、すべての工程をカフカの日に合わせてはいけません。
家を作る7つの工程のすべてをカフカの日にやれば完璧な高蔵は完成しますが、その力が強すぎてネズミやスズメのみならず、人の命さえも奪ってしまうとても危険な高蔵となってしまうのです。 蔵の所有者であったとしても効果は発揮されてしまい、命まで失わずとも、蔵から転落して大怪我をするといった災難が起こると言われています。そのため、住居を建てるときはカフカの日を避けて作ったそうです。
「7つのカフカ」に護られた高蔵ーーそれは立ち入った者をことごとく排除する、最強で最凶の建造物なのです。
カフカの日を以下に記しておきます。これから家を建てるという方はぜひとも参考にしてください。
正月丙丁 二月丙丁 三月己戌 四月己戌 五月己戌
六月甲乙 七月甲乙 八月甲乙 九月庚辛 十月庚辛 十一月庚辛 十二月丙丁
これは、古代からある日付以外の暦です。
という訳でタカチホもカフカの家を作ってみました。
うんW何かとても禍々しくて如何にも命を搾り取られそうですねW暗黒の家という感じでございましたm(_)m
何事も程々が一番でございますね♡
これが半額!カニ好きにはたまりませんな。三千円代って事ですね♡
やっぱり普段は高いんですよね~