前回は→その3

 

 前回までは卵のようなものから、孵化するように芽を出して成長する。ニョキのニョキと赤いタコ足の様な物が生えてくる姿で終わりました。

さて、最終的にはどうなるのかな?というところから行ってみたいと思います(*゚▽゚*)

 

 まず先端に4本から7本の長くしなやかな腕を伸ばす

数時間でずい柱部分が伸び、腕がほどけてだらりとなって、まるでタコの足がのたくっているような格好になる。

タコスッポンタケはこの触手状態の姿がよく知られている。

タコスッポンタケは北米、アジア、ヨーロッパなどどこでもみられるが、元々はオーストラリア原産。superumpent


子実体の内部の胞子をつくる多肉質組織グレバは、まさにタコを思わせる。しかし、胞子が空気にさらされて数時間もすると、キノコは崩壊し始める。

 

スッポンタケの仲間は、成熟すると腐肉のような悪臭を放つ。

つまり、このキノコは哺乳類や鳥類ではなく、卵を産みつける最適な場所を探しているハエを惹きつけるために、このような姿に進化してきた。ハエがこのキノコにとまると、だまされたと気づいてすぐに飛び去るが、そのとき、グレバがハエの体にくっついて運ばれ、胞子が拡散するというわけだ。

  

 ( 'ω'o[ しかし、何と!食べられます(汗)  ]o


においは強烈だが、このキノコはいちおう食べられる。

【どんな味なの?】

ラディッシュのような味がするという。また、油で揚げると魚のような味がするとも言われている

【しかし、当然だけど、進んで食べられている訳でもない】

オーストラリアのアボリジニはやむを得ない場合の最後の手段として食べていたらしい。つまり食用には適しない。

 

食用として特別好まれたキノコという訳でもないのにオーストラリア以外の国にも結講広がった理由は偶然が重なった結果のようだ。19世紀の終わりから20世紀の始め、オーストラリアは大量のウールをヨーロッパの紡績工場に輸出した。

 

 このキノコが最初に発見されたのは、1918年第一次大戦中のフランスで、オーストラリアの部隊が駐留していた軍事基地の近くだったという。いったん根付くと、小さいが生命力の強いこのスッポンタケは、新たな生息地を広げて次々と繁殖していった。

 

 アメリカの場合、初めて発見されたのは1980年代。アメリカに輸入された外来植物の土からもたらされたと思われていた。本来の野生動物や植物に脅威を与えないとみなされた侵入生物種だ。