前回は→その9


 この様な事件が起きると、お医者様を始めとした関係者が人々の身体の怪我の事をカルテに書いたり等しますよね?

すると、沢山の症状に対するデーター堆積が出来上がる訳です。

そんなデーターの数々から以下の様な事実が分析されました。


 まず初めに当時の癌治療の状況を書かないと理解できないと思いますので、当時の治療方法を解説いたしますm(_)m


当時は悪性リンパ腫の治療はX線照射療法しかなかったんです。

因みにX線を一応解説いたしますと・・・・・


『X線とは?』

波長が1pm- 10nm程度の電磁波の事。

放射線の一種

発見者であるヴィルヘルム・レントゲンの名をとってレントゲン線と呼ばれる事もある。

つまり簡単に言うと、皆様誰もがご存知の、あのレントゲンで使用される放射能の事です


ウィキペディアより引用

何故、このX線が悪性リンパ腫の治療に用いられるのか・・・?


それは、照射すると細胞の破壊が起きるるからです。

この様に細胞を破壊してを消滅させたり小さくする治療として用いられていたX線ですが・・・・


今回のこの悲劇のマスタードガス事件の患者の沢山のデータを分析したした団体が有ったのです。


【マスタードガスの効能?】
アメリカ陸軍はこの事件および化学兵器研究チームの報告から、マスタードガスおよびナイトロジェンマスタードがX線同様に突然変異を引き起こす可能性が高いと考え研究してみることにしたのです。


 という、訳でマスタードガスの癌治療研究が幕を開きます( ¯﹀¯ )/+*マウスで成果が確かめられた後、1946年の8月には末期癌患者に対して新たに開発されたHN-3の塩酸塩が使用された。


【実際の研究の様子】

10日間の注射の結果・・・・

●腫瘍は二日目から縮小し始めて二週間で消滅

●副作用で障害を受けた骨髄も数週間後には回復したが、結局再発死亡した。


【ナイトロミン開発】

1949年、東京帝国大学医学部薬学科教授・石館守三と東北帝国大学医学部病理学教授・吉田富三は、毒性がナイトロジェンマスタードの半分以下のナイトトミンを開発しました

※ナイトロジェンマスタードの毒性を弱めるためにナイトロジェンマスタードの塩酸塩を炭酸水素ナトリウム水溶液に溶かし、過酸化水素で酸化することによりナイトロジェンマスタードN-オキシド(商品名:ナイトロミン)を合成したが、


ナイトロミンは、日本では吉富製薬(当時。現在の田辺三菱製薬)により抗悪性腫瘍剤として販売された。

※その後、ドイツでのシクロホスファミドが開発されたのをきっかけに市場を奪われ2014年現在ナイトロミンは日本では販売されていません

さらに、クロラムブシル、メルファラン、ウラシルマスタードなどが開発されて現在に至る

~以上~


しかし・・・・上の文章から気が付いた方も有ったかもしれません・・・・

●副作用で障害を受けた骨髄も数週間後には回復したが、結局再発死亡した。

そうです、近年でも見かける抗癌剤治療の傾向と似てませんか?

私が、子供の頃に感じた、抗癌剤を使用すると逆に間もなく死んじゃったみたいな感覚・・・・。

実はそういう例も多く有るって事ですよね?


それでは抗癌剤ってどれ位効果を上げているのか?

実際に見てみましょう


【まず医薬品の認可基準を見てみましょう】

癌の治療訳としての認可基準は

投薬してから4週間以内に約1割の患者の腫瘍がちょっとでも縮む傾向が見られたら「効果あり」と医薬品認可されます。


ふうん(*´・ω・`)と思ってしまうこの言葉の魔法・・・・

冷静に分析してみましょう。


数字を逆に読んでみて下さい・・・・

一割って何ですか?(^-^)/はい10パーセントの事です


という事は・・・・


だから10人に1人が小さくなる場合がある。

裏を返せばたった10人に1人しか効果が有りません。

たった10分の1

10人のうち9人が全くピクリとも動かないという事実


でもそれが基準値だから、それで医薬品として認可されるんです。


一体誰が決めた基準値なんですかね~?


お次は、実際に癌と戦った人物のレポです。

希望の持てるお話ですので、お楽しみに(≧∇≦)。♥。・゚♡゚・。♥。・゚♡゚・。♥。


続く