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 少し間が空きましたが、再びキセルガイの事についてお話しをして行きたいと思います。


 前回までのお話しの中では、キセルガイの健康食品としての民間での言い伝え等を中心にお話ししてきました。


その食品の話とは別に、まだまだキセルガイにはとても素敵な伝説が有るのですよ(*^^)v


 余り、言われてない気もしますが、実はキセルガイと言うのはとても神聖な生物と言われているのです。



【日本のキセルガイ信仰】

日本の九州地方 とその周辺にはキセルガイ信仰がある。

これは神社の大木の樹幹などに生息するシーボルトコギセルやギュリキギセルなどを信仰対象としている。


これらの貝は乾燥や飢餓に比較的強く、殻内に入ったまま長期間(数ヶ月以上)生存するため、旅や出征に赴く際に神社の樹から採ってお守りとして持ち歩き、無事帰還したときに再び神社の木に戻すなことなどが行われた。


同様の信仰のある山口県下関市一の宮の住吉神社では、シーボルトコギセルを象ったお守りも販売されている。

さらに熊本県 などではキセルガイを「夜泣き貝」といって、子供の夜泣きにも効くとされ、夜泣きする子の枕下に貝を入れ、治ればもとの樹に戻すという信仰があったという。

また、東京都府中市の大國魂神社 では、境内にある大イチョウ の根元に生息するキセルガイを煎じて飲めば母乳の出がよくなるという信仰があった。イチョウは大木になると気根が垂れるため母乳信仰の対象となることがあるが、この神社ではそこにキセルガイが生息していたことで母乳と貝が関連付けられた可能性もある。

~以上~





 このシリーズの前述の中でも、少し触れましたがお守りというカテゴリーに成る内容


「日清・日露の戦争で出兵する兵士たちが、このキセルガイの生命力にあやかろうと、お守りとして身につけたという」


というお話し・・・・


実はこれは何と・・・・・


私がずっとお話ししてきた神功皇后という方が由来となっているのす。


その事を御存知でしたか?


私は知りませんでしたので、彼女に由来している事を非常に驚いたのです。


さて・・・・一体どういう繋がりで、我々の先祖が、日清戦争・日露戦争で、お守りにする習慣となって行ったのでしょうか?


次回はそんな興味深い話しをいよいよしていきたいと思います。






続きは→その8