大きな地震が起きた場合、一時的な避難が必要です。その場合、まず向かうのが「避難場所」。地域全体の被害状況がわかるまでは、ここにいましょう。もしも被害が大きく、自宅に戻れない場合は「避難所」へ行きましょう。支援物資が届く場所でもあるため、長期避難が可能です。セルフ避難訓練では、避難場所を把握しましょう。 

 

★家族や友人と共有しておく4つのポイント 

*自宅近くの避難場所を把握しておきましょう 

自宅で被災したときに、迷わず避難できるように事前に確認をしましょう。避難経路も考えて、安全かつ最短で行ける場所を複数把握しておくとより安全です。 

 

*実際の避難経路を歩いて確認しましょう 

普段は大丈夫でも、いざ地震が起きると危険な場所もあります。ブロック塀やビルの窓ガラスなどが落ちてくる、電柱や木が倒れてくるなどの恐れがないか確認しておきましょう。 

 

*学校やバイト先近くの避難場所も調べましょう 

被災するのは自宅にいるときとは限りません。学校やアルバイト先など普段よく行く場所の近くにある避難場所も、自治体のホームページで確認をしましょう。 

 

*災害伝言ダイヤル「171」の使い方を確認しましょう 

被災したときに、自分や家族の安否を音声で登録できるNTTの通信サービス。毎月1日と15日や防災週間などに体験できるので、練習しておきましょう。 

 

■大きな揺れを感じたら慌てずに行動 

地震の備えは万全でも、実際に大きな地震がきたら恐怖と不安で焦ってしまうかもしれません。自分の身を守るには、いかに冷静に行動できるかが大切です。地震が起きたら何をするべきか、しっかり頭の中でシミュレーションをしておきましょう。揺れている最中は慌てて外に飛び出したりせず、家具や照明器具などからしっかり頭を守りましょう。揺れがおさまったら、避難経路の確保と、二次災害を防ぐためにガスと電気のブレーカーをオフにします。自宅の建物が危険な場合は、速やかに避難しましょう。