思ったのはこの本を読んだ直後の感想です。
現在市場をリードする企業はほとんどプラットフォーマです。世界的にはApple, Google, Amazon, Facebook, Twitter、日本国内では楽天、GREE、DeNAがその代表的存在でしょう。
この「プラットフォーム戦略」を読むと下記の質問と上記企業がなぜ勝っているかが分かります。
プラットフォーム戦略とは?
勝つプラットフォームとは?
横暴するプラットフォームへの対策とは?
フリー、オープン化という「負けない」戦略
■プラットフォーム戦略とは?
簡単にいうと「合コンで一番得するのは幹事だ」から幹事になる又は幹事になれない場合は幹事と連携し有利になることです。
ではプラットフォームは何でしょう?
「合コン」という「場」です。もっと厳密にいうとエコシステムです。我らが地球のエコシステムを離れては生存できないことを考えるとプラットフォームの威力は充分分かるでしょう。
このエコシステムを構築するためのプラットフォームは以下の5つの機能を提供する必要があります。
マッチング:合コンでの男と女
コスト削減:広告
検索コスト低減(集客効果):魚なら築地市場
コミュニティ形成による外部ネットワーク効果:口コミ効果
三角プリズム効果:両者直接取引しないが、中間者軽油で安心して取引する
■勝つプラットフォームとは?
以下の3つの特徴があります。
自らの存在価値を創出する:
AppleのiTunesは著作権保護機能提供でほとんどのレコード会社を巻き込んだ。
対象となるグループ感の交流を刺激:
Facebookが代表的。
統治すること:
AppleのAppStoreは審査で粗悪なアプリをフィルタリング
では勝つプラットフォームを作るためにはどうすればいいでしょうか?
この本では以下9つのフレームワークが提案されています。
step 1. 事業ドメインを決定するー社会の変化、ライフスタイルの変化という大きな流れをとらえる
step 2. ターゲットとなるグループを特定する
step 3. プラットフォーム上のグループが活発に交流する仕組みを作る
step 4. キラーコンテンツ、バンドリングサービスを用意する
step 5. 価格戦略、ビジネスモデルを構築する
step 6. 価格以外の魅力をグループに提供する
step 7. プラットフォーム上のルールを制定し、管理する
step 8. 独占禁止法などの政府の規制・指導、特許侵害などに注意を払う
step 9. つねに「進化」するための戦略を作る
このフレームワークを弊社のデカグラフに適用してみると、
スマートフォンがwebアクセスポイントになっているためスマートフォン中心プラットフォームがstep 1に当てはまり。
コミュニティサービスに関しては他のフラットフォームより上にいるのがstep 3とstep 6に当てはまるでしょう。
step 8,9は常識であり、弊社はつねに注意していると思います。
■横暴するプラットフォームへの対策とは?
戦略的プレーヤーの場合、一番いい対策は自分でプラットフォームを作ることです。それが無理の場合独占的利益を得るように契約条件に入れる方法もあります。
■フリー、オープン化という「負けない」戦略
GoogleのAndroidがその代表です。Androidによる直接の利益は得られないが、iOSの独走にブレーキをかけることに成功しました。そしてAndroid端末では当然検索はGoogleを使うので自社の広告売上が上がる結果になったので負けてないでしょう。
■この本の真の価値
各章に乗っている事例がこの本のキラーコンテンツです。この事例で本当に理解しやすかったです。事例だけでも充分な価値があると思います。
■蛇足
著者が楽天の三木谷社長と親しいそうですので下記楽天も追加しました。
前書きの自慢話はやめてほしいです。笑
プラットフォーム戦略/東洋経済新報社

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