はじめに:


乳幼児から小学生にかけての子どもにとって、絵を描いたり絵を鑑賞したりする活動(以下、絵画活動)は、単なる遊びや創作に留まらず、脳の発達に多面的な影響を与える重要な体験です。幼児期は脳の配線が急速に形成される時期であり 、この時期の環境的刺激や経験は脳の可塑性(プラスチシティ)によって神経回路の発達に大きく寄与します 。芸術的な活動、とりわけ自由に描画したり鑑賞したりする経験は、子どもの高次脳機能(実行機能・注意力・創造性)や言語の獲得(語彙力の発達・象徴的理解)、そして心理的発達(自己認識・感情の調整・社会性)の各側面に良い影響をもたらすことが、近年の研究で明らかになりつつあります 。本記事では、これら最新の学術知見をもとに、子どもの絵画活動が脳と心に与える効果について、各領域ごとに専門的かつわかりやすく解説します。特に**空想的な発想(イマジネーション)**を育む活動と脳の可塑性との関連についても焦点を当てます。

高次脳機能への影響(実行機能・注意・創造性)

実行機能と注意の発達

幼児期から児童期にかけて養われる実行機能(EF: Executive Function)とは、目標達成のために思考や行動をコントロールする認知能力の集まりで、ワーキングメモリ(作業記憶)、抑制制御(衝動の抑制)、認知的柔軟性(切り替え)などで構成されます 。絵画活動は、この実行機能の発達に貢献すると考えられています。たとえば幼児が絵を描く際には、頭の中で描きたい対象を思い浮かべて保持し(作業記憶)、はみ出さないよう注意を抑制し(抑制制御)、描きながら計画を修正する(認知的柔軟性)というプロセスが自然に行われます 。実際、幼児期の描画能力と言語能力には関連があり、どちらも背後にある実行機能の成熟に支えられることが報告されています 。ある研究では2~3歳児を対象に調査を行い、「ワーキングメモリ・抑制・切り替え」といった基本的EF能力が1つの総合因子としてまとまり、さらに実行機能の発達が言語発達に強い影響を及ぼし、言語の発達が絵画表現の発達に影響するという発達的連鎖が示されました 。これは、子どもの描画活動の背景には実行機能の向上が大きく寄与している可能性を示唆しています。

絵を「描く」行為だけでなく、絵を通じたプランニング(計画力)の訓練も実行機能を伸ばします。保育現場での報告によれば、子どもが遊びの前に自分の遊び計画を絵に描いてみるといった指導法によって、遊びの見通しを立てる力や問題解決力が育まれるといいます 。このように、描画は子どもの思考を整理し、計画を実行する能力を支えるツールになり得るのです。また、絵画活動に没頭する経験は注意力の持続にも役立ちます。実際に4~7歳児が1年間プロの美術家と週1回創作活動を行った研究では、数か月で子どもたちの視覚的注意の持続時間が飛躍的に伸び、当初は10分も集中できなかった子が30分近くも描画に集中できるようになった例が報告されています 。これは、絵を「じっくり見る・描く」訓練を通じて注意を維持する力が養われた結果だと考えられます。

創造性とイマジネーションの育成

絵画活動は子どもの創造性を育む場でもあります。白い紙に自由に描く行為は、子どもにとって自分の頭の中のイメージを形にする創造的プロセスです。子どもは現実には存在しないものを空想し、それを描画という形で表現します。この空想する力(想像力)を伴う創作活動が、脳の発達に良い影響を与えることが研究で示唆されています。例えば、幻想的なごっこ遊び(おとぎ話のような非現実的な設定の空想遊び)を取り入れた介入実験では、3~5歳児に5週間ファンタジー性の高いごっこ遊びを継続させたところ、現実的な遊びや無介入の対照群に比べて実行機能が有意に向上しました 。特に、空想遊びに積極的かつ深く没頭した子どもほど実行機能の改善が大きかったことが報告されています 。この結果は、空想的な遊びや創造的な描画といった活動が子どもの認知能力を直接的に高める一つの方法になり得ることを示しています 。

創造性の脳科学的側面を見ると、自由な発想で絵を描くことは脳内の様々なネットワークを統合的に働かせる作業です。研究によれば、美術の訓練を積んだ人(例えば美大生など)は、そうでない人に比べて視空間的なワーキングメモリが優れており 、視覚情報をより素早く正確に処理できるという報告があります 。幼少期から絵画に親しむことがこうした能力に寄与する可能性は十分考えられます。さらに、子どもにとって創造的な活動は柔軟な思考を養う場でもあります。絵を描く過程で「別の描き方を試してみよう」「思ったように描けないから工夫しよう」と発想を転換したり問題解決したりする経験が、認知の柔軟性や試行錯誤する力を育てるのです 。こうした創造的思考や問題解決スキルは、後の学習全般にもプラスに働く高次スキルであり 、幼児期の絵画活動を通じてそれらが涵養される意義は大きいといえます。

言語獲得への影響(語彙発達・象徴理解)

言葉の発達と語彙力

子どもは自分の描いた絵について話すことで、言語表現力や語彙を豊かにしていきます。絵画活動は子どもにとって一種の物語創作でもあります。例えば、描いた作品を大人に説明するとき、子どもは「これは○○で、ここが△△なんだよ」と自分の頭の中のイメージを言語化します。この過程で新しい語彙や表現を身につける機会が生まれます 。実際、芸術家による視覚芸術プログラムに4~7歳児が参加した研究では、美術活動を通じて語彙力や文章構成力(構文の使いこなし)が刺激され、メタファー(隠喩)やアナロジー(類推)の表現を用いる言語能力が育ったことが報告されています 。初めは「これとあれが似てるね」「○○みたいだね」といった簡単な比喩表現だった子ども達が、絵の描写や物語づくりを繰り返すうちに豊かな比喩的表現を用いて自分のアイデアを語れるようになったのです 。さらに、子ども達が自分の作品を説明する中で、大人さながらの専門的な語彙(例えば美術や科学に関連する言葉)を使い始めたとの観察もあります 。このように、絵について「語る」経験は幼児の語彙や表現の発達を大いに促進します。加えて、絵をじっくり見る訓練は観察力と言語による描写力を養い、結果的に詳細に気づき記述する力が伸びることも確認されています 。

象徴理解とメタファー表現

絵画活動は、言語における象徴的理解の発達にも関与します。人間の言語は記号やシンボル(象徴)によって成り立っていますが、幼児が絵を描く行為もまた、現実世界の対象を二次元上に象徴的に表現する営みです 。そのため、描画と言語は共に幼児の象徴機能の発達に支えられており、両者には発達的関連があると考えられています 。興味深い研究として、幼児が比喩的表現(例えば慣用句:「猫も杓子も=ネコが犬に雨を降らせている絵」のようなことわざ)を理解する過程で描画が助けとなるかを調べた実験があります 。5~10歳の子どもを対象に、ことわざのような比喩表現の意味理解を「絵に描いてから説明する群」と「まず言葉で説明する群」とで比較したところ、絵を描いてから説明した方が、その後の言語的説明において象徴的(比喩的)意味を捉えた発言が増加することが分かりました 。例えば「土砂降り(どしゃぶり)だ」を「猫や犬が空から降ってくる様子」と絵に描いてから説明させると、いきなり言葉だけで説明させた場合に比べて「とても激しく雨が降ること」といった象徴的意味で捉えた回答が増えたのです 。この結果は、描画することが子どもの抽象的な言語理解を助け、メタファーなど象徴的表現の獲得に寄与する可能性を示しています 。

さらに、絵を描くこと自体が記憶と言語の結びつきを強める効果も報告されています。アイスランドで行われたある研究では、9~14歳の子ども134名に対し、単語のリストを「文字で書いて覚える群」と「絵に描いて覚える群」に分けて記憶テストを行いました 。直後のテストでは両群に差はありませんでしたが、3週間後の追跡テストでは絵に描いて覚えた子どもは、文字で書いて覚えた子の2.5倍もの単語を想起できました 。さらに9週間後には一部の被験者でその差が5倍に広がっていたと報告されています 。この「メモリードローイング研究」は、視覚的イメージと言語情報を結びつける描画行為が、長期的な記憶定着を飛躍的に高めることを示すものです。記憶に残った語彙はその後の言語発達の土台にもなります。したがって、絵を描きながら言葉を学ぶことは語彙の長期的な獲得と保持に有益だと言えるでしょう。

心理的発達への影響(自己認識・感情調整・社会性)

自己認識と自己表現

幼い子どもにとって、絵を描くことは自分自身を知る旅でもあります。例えば自画像(セルフポートレート)を描く活動は、自分の顔や体に意識を向け、自分とは何かを考えるきっかけになります。子どもは鏡を見ながら自分の特徴を観察し、それを紙に写し取ろうとします。この過程で身体的自己認識(自分の体の各部分や全体像を認識すること)や、自己概念(自分はこういう存在だというイメージ)が育まれると考えられます。教育現場でも、幼児に定期的に自己の肖像画を描かせることで、「自分はこんな顔なんだ」「大きくなったらこんなふうになりたい」といった自己イメージや自己肯定感を高める試みが行われています 。

また、子どもの描画は大人にとって子どもの内面を知る窓でもあります。心理学の分野では、子どもの描いた絵からその子の感じていること・考えていることを読み取ろうとする試みが古くから行われてきました 。有名な例では、グッドイナフによる「人の描画テスト」が知能評価に用いられたり、クレーマーが子どもの絵から心理状態を分析しようとしたりした歴史があります 。現代の研究者も、子どもの描画には現実世界の忠実な写し取りというより**「自分が感じ・考え・知っていること」が反映されると考えています 。実際、2023年のレビューでは「子どもは描画を通じて外界をありのまま再現するのではなく、自分が感じていることや知っていることを表現している」と述べられています 。例えば家庭や学校での出来事を絵に描かせると、子どもがその状況で感じた安心・不安といった感情や、人間関係の捉え方が絵の中に表れることがあります 。このように、絵は子どもにとって言葉だけでは表現しきれない自己の内面を映し出す自己表現の手段であり、描画活動を通じて自己認識や自己理解**が深まる効果が期待できるのです。

感情の表現と調整

絵画活動には、子どもの情緒発達を支える力もあります。子どもは言葉で自分の感情を説明することが難しい場合でも、絵ならば不安や喜び、驚きといった感情を直接表現できます。例えば怒りを感じたときに真っ赤な渦巻きを描いたり、悲しいときに泣いている自分の絵を描いたりすることで、内なる感情を視覚化して発散することができます。これは心理療法のアートセラピーでも活用される考え方で、絵に感情を込めて吐き出すことで精神的な浄化(カタルシス)を得る手法です。一方で、絵を使った感情調整には別の側面もあります。興味深い研究に、嫌な気分を感じている子どもに絵を描かせる実験があります 。ここでは「嫌な出来事」を思い出させて気分を落ち込ませた後、(1)その嫌な出来事の絵を描かせる群(感情をそのまま絵に表現=いわゆる「うっぷん晴らし」)、(2)全く無関係の楽しい絵を描かせる群(気を紛らわせる)、(3)他人の絵をなぞる群(創造性のない作業)に分け、気分の変化を比較しました。その結果、嫌な気分を忘れるような無関係の楽しい絵を描いた子どもは、嫌な気分をそのまま絵にぶつけた子どもや、他人の絵をただ模写した子どもに比べて、有意に気分が改善したのです 。つまり、絵を「気を紛らわせる手段」として用いることで、子どもは自分の感情を調整し、嫌な気分から立ち直りやすくなることが示されています 。重要なのは、この効果は子ども自身が自由に創作する場合に現れ、ただ線をなぞるような受動的作業では効果が見られなかった点です 。これは創造的な描画活動が子どもの情動調整を助けることを示唆しています。総じて、絵画活動は感情を表現し吐き出す情緒の解放の場であると同時に、気持ちを切り替える**コーピング(対処)**の手段ともなり得るのです。

社会性と対人関係スキル

絵画活動は一見個人的な作業に思えますが、子どもの社会的発達にも良い影響を与えます。まず、子ども達が互いの絵を見せ合ったり一緒に絵を描いたりする場面では、コミュニケーション能力や共感性が育まれます。他の子の描いた絵について質問したり感想を伝えたりする中で、相手の気持ちを想像したり、自分の考えを伝える練習ができます。また、共同で一つの大きな絵を描く活動では、協調性や役割分担といった社会的スキルも養われます。実際、創造的な遊びや芸術活動を通じて子どものプロソーシャル(向社会的)行動が発達することが研究で示されています。米国で行われた284名の就学前児を対象にした調査では、日頃からイマジナティブ(創造的)なごっこ遊びによく没頭する子どもほど、実行機能の発達が進み、さらに他者への思いやりや協力行動(プロソーシャル行動)が高い傾向が見られました 。特に、想像遊びとプロソーシャル行動の関連は「ホットな実行機能(感情や欲求をコントロールする実行機能)」によって完全に媒介されていたと報告されています 。これは、創造的な遊びを通じて感情コントロールなどの自己調整力が育まれることで、結果的に友達と協力したり助け合ったりする行動につながることを意味します 。絵画活動もまた然りで、自由な創作の場で培われる自己調整力や相手への理解は、子どもの社会性発達の土台となります。また、学校教育のデータからも、芸術教育を受けた児童はコミュニケーション能力や協調性が高まり 、学業面のみならず対人関係においても良好な発達を示すことが知られています 。例えば米国のある大規模調査では、芸術プログラムに積極的に参加した学生は、参加しなかった学生に比べて協調的な学習態度を示し問題行動が少ないという結果が報告されています 。以上のように、絵画活動は子どもの社会的スキル、すなわち他者と関わり合う力を育む上でも重要な役割を果たします。

創造的空想と脳の可塑性

図1: 幼児期の芸術活動が脳の神経回路に及ぼす影響(概念図) – 音楽や絵画など創造的な活動を経験すると、脳内で新たな神経細胞同士のシナプス結合が形成され、使われるほどにその結合は強化される 。幼少期の脳は特に柔軟で可塑性が高く、豊かな環境刺激によって神経ネットワークが大きく発達する。図は楽器演奏や絵画制作といった活動が、脳内のニューロンの新生や結合強化を促すことを示している(Frontiers for Young Mindsより改変 )。

子どもの脳は経験によって形作られます。幼児期に多様な感覚刺激や学習機会に恵まれると、シナプスの結合が増え神経ネットワークが豊かに発達することが知られています 。その中でも創造的な芸術体験は、脳を高度に刺激する経験として注目されています。音楽や美術などの芸術活動を経験した子どもは、大人になってからも脳機能が高く維持されやすいとの報告もあります 。例えば、子どもの頃に楽器演奏を習っていた高齢者は、そうでない高齢者に比べ認知機能や聴覚処理能力が良好だという研究結果があります 。これは幼少期の楽器訓練で形成された脳内の構造的変化が、その後も長く恩恵をもたらす可能性を示唆しています 。同様に、美術に親しんだ経験も脳の健康に寄与する可能性があります。60代から美術クラスに通い始めた高齢者を対象にした研究では、数か月の制作経験の後に脳内のワーキングメモリに関わる領域間の結合が強まったことが確認されています 。また、絵を記憶術として用いることで高齢者の記憶力が向上したという報告もあります 。こうした発見は、「視覚芸術に取り組むことが脳に持続的な変化を及ぼし得る」ことを示しています 。

特に幼児期・児童期は脳が急速に成長し、神経回路が柔軟に再編成される時期です。この時期に経験する創造的活動は、大人よりも一層強く脳に働きかけると考えられます。実際、子どもの脳は新しい経験に対して非常に順応性が高く 、芸術活動のような豊かな刺激は複雑な脳ネットワークの形成を助けるとされています 。最新の知見でも、「子どもの頃に絵画などの創造活動に親しむことは、脳の構造になんらかの持続的変化をもたらしうる」と示唆されています 。言い換えれば、幼児期の芸術体験は脳の可塑性を最大限に活かし、将来的な認知能力の基盤を強化する投資なのです。現在、音楽と美術それぞれの訓練が子どもの脳発達に及ぼす影響を直接比較する大規模研究も進行中であり 、芸術活動が脳にもたらす恩恵を科学的に解明しようという試みが活発になっています。こうした研究がさらに進めば、創造的な遊びや芸術教育を幼児期から取り入れることの重要性が、脳の発達メカニズムの観点から一層裏付けられていくでしょう。

おわりに:
幼児から児童期にかけての子どもにとって、絵画の制作や鑑賞は楽しみであると同時に、脳と心の発達を促す貴重な機会です。描画活動を通じて培われる実行機能や注意力は学習全般の土台を支え、創造性や想像力は問題解決や柔軟思考の源になります。さらに、絵と言葉を結びつける経験は言語発達を後押しし、感情を表現したり他者と作品を通じて関わったりする中で情緒面や社会性も育まれます。特に豊かなイマジネーションを伴う芸術体験は、子どもの脳の可塑性を最大限に引き出し、その効果は長期にわたって持続し得ることが示唆されています 。家庭や教育現場で子どもが自由にのびのびと絵を描き、芸術に触れられる環境を整えることは、将来の創造的で健全な脳発達への何よりの贈り物となるでしょう。子どもの描く一枚一枚の絵には、発達する脳からのメッセージと可能性が宿っているのです。

参考文献(推奨)

乳幼児(0–3歳)・幼児前期の象徴機能/言語・EFの土台


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小学校(就学期)— 学習・言語・メタ理解/比喩理解


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美術鑑賞・美術館学習(VTS含む)— 言語・批判的思考・観察


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