くぁらっすまぁいはっ ～エルビス・プレスリー～

アフリカ系の言語はアクセントが違うと全く通じないらしい。
黒人英語のアクセントの強さってゆーのは、そーゆーアフリカンを祖先に持ってるのが
要因だって何かに書いてあった。

エルビスは歌う時、白人のくせにアクセントをことさら強調する。
同時期の他の歌手を聞くと違いがよく分る。
ほとんどの人が英語の持ってる響きをいかして美しい発音で歌ってる。
エルビスの歌は急発進したり急停止したり、当時の感覚で聞くと全く非常識だ。
歌を聞いてるってゆーよりソリッドなパーカッションを聞いてる感じ。
いったい何をどーしたらこんなスタイルを思いつくんだろう…。
カッコいいにも程がある。

エルビスは黒人音楽が大好きっていうのは周知の事実だけど、そーゆーのをお手本にして
そのままモノマネするんじゃなくて、黒人英語のアクセントとリズムとゆーオイシイところ
を取り入れて、まったく新しい自分のスタイルを作ったっていうのが本当に凄い。

頭の固い学校の先生は「なんですかその発音は！」って血相変えて怒りそうな歌い方
なんだけど、当時の若者達はみんなあの歌い回しに首ったけになったんだ。


アマチュアでもエルビスの歌い方をそっくりに真似して歌う人がいる。
モノマネにつては賛否両論あるんだろうけど、僕は好き。
エルビスに限ってはそーゆーリスペクトの形は全然オッケーだと思う。

僕の知り合いでもエルビスを歌わせたら天下一品っていう人がいる。
彼の歌を聴くとき、僕は目をつむって頭の中を想像の世界の1950年代にタイムスリップさせる。
そしてビデオで見たエルビスの姿を思い浮かべる。
彼の歌を聞きながら、声を出さないように頭の中で一緒に歌いながらビールを飲むと、最高にウマいんだなこれが


あっ、タイトルの「くぁらっすまぁいはっ」ってのは、↓の曲で出てくる「Closs My Heart」っていう時の発音からいただきました。この部分を聴くたび失神しそうになる。