漢検も英検も縁のない私ですが
「甲種防火管理者」という小生意気な資格を持っておりまして。
法改正があったものですから、高層ビルの一テナントの防火管理者として
今日は「防災管理新規講習」というものを
秋葉原の一室で缶詰になって取ってまいりました。
要は「地震とNBC災害から事業所を守れ!」ということなのであります。
NBC災害とは、核物質、生物兵器、化学薬品のテロということ。
地震はともかく、そっちに関しては
何とかしようと思わないでとりあえず自分の身を守って!
ということらしいのですけれども。
で、昨日行かれなかった花緑さんの独演会(゚ーÅ)
伺えてたらここで知り合ったブロガーさんと
初めてお会いできていたと思うのですけれど。残念無念(T_T)
柳家花緑さんというと
自称落語好きの方が「花緑さんて面白いの?」と聞いてきたり
(この方は亡くなってしまった師匠方の音源ばかり聴いてるタイプ)
昨年だったか前に座った、通ぶったご老人が
鈴本演芸場で「花緑って、真打になったんだけ?違うよな~!?」
てなことを言って私の腰を抜かそうとしたり(注:15年前から真打です…)
そんな風に師を軽んじる方も中にはいらっしゃるのですけれど
私は花緑さんが大好きだし、年下ながら尊敬の念を持って応援しています。
それは私が坊ちゃんタイプを好きだからとか
二世と呼ばれる人たちにシンパシーを感じるからとか(一応親と同じ職業ですが)
それだけではありません。
おじい様の小さん師匠の座右の銘「万事素直」を
本当に素直にご自分の旨として落語に邁進している
努力しているご様子は
マクラを聴いているだけでも嫌味なく伝わってくるし
そんな姿を見ていると
「芸は人なり」「芸は人柄、スープは鶏ガラ」
という至言も
本当だよな…と思わせるに足るものがあります。
人柄だけでなく、噺も好きなものは色々。
もしも古典のネタを一本覚えるなら
師の「たらちね」をそっくりそのまま、と思っています。
「朝から八百屋をからかっちゃいけませんよ」が好き♪
ちなみに新作なら志の輔さんの「みどりの窓口」を。
その志の輔さんにしたって元、とはいえ
小さんさんの孫弟子にあたるわけだし
何やかやとからかわれても談春さんは花緑さんのご友人だったりするし
誰がどう、ではなく
偏見なく楽しく落語を聴こうよ!と
思うわけなのです。