近所で落語会があり、珍しく夫が誘ってくれたので、
娘と3人で行ってきました。
一晩で小朝さんを三席聞けるというぜいたくさ。
ただ、内二席が吉原の噺だったので
さすがに娘も笑いどころが見つけられずに
最後は寝ちゃいました。
そんな娘も木久蔵さんの時には幾度となくウケてましたね。
「きくお」時代と比べると、やっぱり全然違う気がします。
名前と場数は、これだけ人を成長させるんですねぇ。
鯉斗さんはちょっと長瀬君似の若手の噺家さん。
夏の「ちりとてちん出演者による落語会」以来二度目。
頑張って欲しいですね~、せっかく「様子がいい」んですから。
小朝さんもマクラでおっしゃってたけど、
自分の幸せの座標軸をぶれずに持っているって大事ですね。
昨日甥っ子を預かったんですけど、まだ2歳前の赤ちゃんで。
彼がめんつゆをこぼしたんですね、昨日。
あわてて「ティッシュ!」と言ったけれど、
もちろん彼はティッシュを持ってくる、なんてことは出来ないわけで。
「あ!」と思いましたね、その時。
うちの子どもたちはもう、何でも言うことを聞ける。
番号錠をはずして郵便物を持ってくることも
宅配便を受け取ることも出来る。
「ティッシュ」と言えば、すんなりティッシュが出てくる。
でもほんの数年前まで、誰もそんなことは出来なかった。
私もそんな子どもたちと格闘するようにして日々を暮らしていた。
「ティッシュ」と言えばティッシュを持ってきてくれる生活が
決して当たり前でない、ありがたいことだということを忘れていたな…と。
これが幸せでなくて、一体何が幸せなのか。
人より恵まれているとかいないとか、
それは自分の幸せとはまったく関係のないことで。
そういう意味で
自分の幸せの座標軸を
ビシッと決めておくと言うことは
本当の意味で自分を楽にしてくれる、と思います。
今、私は幸せ。
絶対に。
紛れもなく。
時々揺れちゃうけど…ね。
人間だから、ね。