パスは下絵があればカンタンだぞ(その6)フィニッシュワーク | Photoshop/Illustratorで学ぶ初心者向けDTPLesson

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初心者でもクリエイターになれる
イラストレーター、フォトショップを使ってモノ創りをしながら学ぼうという講座です

猫の下絵に沿ってパスを描いています

※ 最初から読みたい方はこちらから

 

今日は最終回。

耳を描いて、全体をまとめていきます

 

いままでやってきたように

ペンツールで耳の内側をクリックしていきましょう

カタチがちょっと歪(いびつ)なので

難しく感じるかもしれませんが

いままでやってきたことと同じです

 

アンカーポイントができたら

アンカーポイントツール

(ショートカットは Shift + C )でそれぞれの

アンカーポイントをドラッグしていきます

 

右耳後:ちょっと長めにハンドルを伸ばします

直線に近いカーブなのでやや右下がり程度に

調整します

 

右耳先:先端の丸みを意識します。

ハンドルの長さを短くして

と尖った丸みが描きましょう

右耳前・右耳くぼみ:緩いカーブが

連続するときはこうして短いハンドルで

表現します

 

今までに何度か注意してきましたが

ハンドルが重ならないよう、

注意してください

 

右耳元(下):ここは丸いので尖らないように

ハンドルの長さはやや長めに調整します

ただハンドルを長くしすぎるとカタチが崩れるので

バランスに注意しましょう

 

右耳元(上):右耳元(下)よりも長めに

ドラッグして大きなカーブを作ります。

 

ゆがんでしまったら

ダイレクト選択ツールにして

まずハンドルの長さと向きを

変えましょうしましょう

 

うまくいかないときはアンカーポイントの

位置がおかしいのかも知れません

アンカーポイントをクリックし、

選択してからドラッグしてみましょう

一つ前の右耳元(下)のハンドルも

カーブに影響しますから

同じように調整します。

 

できるだけズームインして作業してください
(ズームインは Alt + マウスのホイールを前に回す)

原寸だとうまくいかない細かな作業も

ズームインするとできるようになりますよ

 

左耳はあっさりしてます

ペンツールでクリックして

アンカーポイントを作ってください。

できたら、アンカーポイントツール

ドラッグしてカーブにしていきます。

 

耳の仕上がりが

全体的に丸みを帯びた三角形ですので

 

ハンドルの長さはそれぞれ均等ぐらいが

良いと思います

さぁ、パスが一応書き上がりました。

ズームアウトして全体を見てみましょう

じゃあ仕上げていきましょう

まずボディと尻尾を合体します

 

パスファインダーパネルを開いて

(ショートカットは Shift + Ctrl + F9)

形状モード>「合体」をクリックします(下図ダイヤログ参照)

次に顔とボディの塗り色を白にしましょう

黄色い線はパスが良く見えるように
選んだ色ですから、仕上がりの色に変更します

黒でもグレイでも構いません

 

さてここで皆さんに質問

左右の絵はコピーで作ったものなのですが

1ヶ所だけ設定を変えてみました。

 

左と右のどちらが優しそうに見えますか?

微妙過ぎてわからない・・・かな?

 

左を見るとちょっとごつごつしていて、

右の方がそれよりも

まあるい感じがしてませんか

 

実は線の端が四角のままか、

丸くなっているかの違いなんです

 

絵が大きくなればなるほどその違いは

はっきりと出てきます。

 

結構、線端って絵の印象を

決めることがある

という事実を覚えておきましょう

 

この絵では丸い方がいいので

線端を丸めます。

全てを選択して

線パネルを開きましょう(下図)

(ショートカットは Ctrl + F10)

パネルの中で

線端を「丸形線端

角の形状を「ラウンド結合」にします(下図)

お疲れさまでした

完成です(#^^#)

 

ちゃんと手順通りなのに

どこかい曲がっちゃってると思うこともありますし

原画と随分違っちゃったということもあるでしょう

 

ここから活躍するのがダイレクト選択ツールです

ちょっと変だなと思う個所の

アンカーポイントの位置を変えたり

ハンドルの長さを調整したりします

 

納得がいくまで調整してください

デジタルのいいところは

間違った痕跡が残らないことです

 

今の状態を残しておきたければ

オブジェクト全体をコピーペして

コピーで調整してもいいですし、

別ファイルで保存したって構いません。

 

この絵だと、太目の線の方が合うと思いますが

線幅を変えても絵の印象は変わるとおもいます

 

自分がこれでいい!

そう思うまで調整してみましょう。

 

最初から学びたい方はこちら >パスは下絵があればカンタンだぞ(その1)

 

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