小児が理解できるコトバで、説明して同意を得る医療用語

プリパレーションは、準備、予習、心構えを意味する言葉です。小児医療のなかで、
「病気、入院、検査、処置などによる子どもの不安や恐怖を最小限にし、子どもの対処能力を引き出すために、その子どもに適した方法で心の準備やケアを行い、環境を整えること」要するに、
何がダメなのか、やって欲しくないことを
子どもの理解できるコトバをもちいて説明することである。

子連れの親子を見掛けると、
子どもは、
いろんなことに興味津々、好奇心旺盛。
さわってみたくなったり、
のぼってみたくなったり、
大きな声を出したり、
走り出したり、
寝転がったり、
無邪気に天真らんまん。

公共の場、大勢人がいるところ、観光地、
さまざまな場所で

子どもたちは、
ワクワクのアンテナが発動する。

オトナは経験して、常識を得ていく。
子どもには未知の世界。

『さわってダメって言ったでしょ!』
『登ってダメって言ったでしょ!』
『やっちゃダメ‼︎』
ダメダメの連発。

子どもは何がダメなのか、
サッパリ分からず。
また同じことを繰り返す。

その度に親の表情は、
笑顔が消え、怒りの表情へ。
穏やかな声もいつしかヒステリックに。

ワタシも同じだった。
ただ、なんで理解してくれないの?と。
準備、予習、心構え。
さらに、子どもに適した対処方法、説明が出来ていたらと。

ある時、子どもがオトナになってから、

『プレパレーション』というコトバを
知った。

医療用語だけど、日常生活にも
使えるとわかった。

オトナ都合ではなく、
子どもの目線になって、
座って、
子どもと同じ目の位置まで、顔を合わせ、

これから行き先、目的、あぶないこと、
して欲しくないことを
子どもの理解できるコトバで、
ひとつひとつ説明すれば、
子どもなりに、理解してくれると。

子育てが一段落してワタシの気づきである。