ひんやりした空気のなか静まり返った山道を一人、息を切らせて上って行く。頂上は、まだまだ先。柔らかい腐葉土を踏みしめ、白い息を深く吐き出しながら、まだみぬ美しい峰々の眺望を夢想し、ただ、昇るのだ。
ただ、登る事の一点に、神経を集め、うちなる自分と供に遠征の喜び噛み締めるのだ。
普段、なかなか会えない旧知の友と逢うかのように自分と濃密に向き合えるのだ。
山は僕にとって自分との対話の場所です。

来月にむけ体を調整しなければ