2011年3月29日(火) 晴れ
棒ノ嶺から日向沢ノ峰 往復縦走
長期休暇も終わりに近づきつつあるなか、天候や体調の影響で、あまり登れずにいる状況でした。
翌日早朝からの予定があったが、この日を逃すと、しばらく山行に出ることができなくなるため、なんとしても行こうと決めていた。まだ行ったことがなく、5月に予定している山行につなげることができる距離が経験でき、自分の体力を確認できる場所ということで、このコースを選んだ。
しかしながら、往復約18KM、少々雪がある道を暗くなる前に歩き終える事ができるか、未知なところであったため、13時を撤収ポイントとし、いけるところまで行き戻る決心でトライすることとした。
山行を繰り返すが、実施期間があくため、相変わらず体重は減らない。いまだ82Kgです。今回の山行では5月の1泊登山行を想定し、水、VAAM、食料、テントを背負うことにし、自分を鼓舞した。寝袋は外したが。で、14kg。やばい重さでした。思いからだを悪路の上で移動させることの困難さを身をもって体験する結果となるやまぎょうになった。
また、今回は、ドジなことをしました。デジカメを忘れてしまい、携帯での撮影のみになってしまいました。
バッテリー残量と格闘しながらの撮影だったので、あまり写真を取れなかった。残念
という事で、これから山行を振り返りたいと思います。
8時05分 登山道入り口
8時53分 あずまや
9時30分 ごんじり峠
9時45分 頂上着
登山道入り口からの最初の登りで、結構体がきついなぁと反応。先が思いやられると思いつつ下をみながら、先へ進みました。いつもの大杉の裏にあるお社に向かって、登山の無事と楽しい登山を祈願し、気合を入れ直した。
沢にでるまでは、そこそこ急な傾斜を細い道沿いにすすんでいくが、そう長くは続かない。
10分もあるけば、沢沿いの岩場に出る。1月にきたときは、凍っている箇所も多かったが、3月にもなると、やはり暖かくなっているんですね、氷はほぼありませんでした。
沢をわたりつつ、ゴルジュへ。いつ見ても壮観です。平日の朝っぱらですから、私以外に誰もいるわけもなく、ただ水の音と風になびく葉の音が静かに聞こえるだけの世界で、少しばかり上を向き深呼吸していると、最初に感じた"しんど~"という気持ちが、呼気とともに抜けていく感じがして、とても気持ちがよかった。
20分もあるくと、だいぶ体が温まってくるので、インナーとして着込んできたフリースを脱ぎ、ザックへ押し込み、少々軽くなった気持ちと体を、ゴルジュの景観の中に運んでいきました。
鎖のある岩場を越えると、徐々に岩場ではない沢沿いの山道に変わり、8時53分に、無事、あずま屋へ到着。約50分程度であったが、ここまでで500mlのVAAM一本飲み干した。私の体脂肪君たちよ、どんどん燃えてくれ!
あずま屋からすぐ、奥に行ったところの登りは、頂上までの道の中では、おそらくもっとも急で長い登りではないだろうか、ここも重い体をえっちらおっちら移動させる。岩茸石を越えて、9時30分にごんじり峠へ到着。ごんじり峠から棒の嶺頂上までの道は、霜に押し上げられた土が、日当たりの状況に応じて陥没しており、でこぼこの道になっていた。これは、全部、霜がとけると、かなりぬかるみになりそうな、そんな状態でした。
そして、9時45分に頂上へ到着。
棒ノ嶺頂上で撮影。とても天気がよく、辺りを見渡すことができました。
頂上は広く、そして開けているのでかなり気持ちがよいです。私は、棒の嶺の頂上がとても気に入ってます。
こんな感じです。近隣の山々は、よく見えました。
10時08分 棒ノ嶺頂上出発
10時23分 槙ノ尾山着
棒ノ嶺頂上から下ると、北斜面ということもあるのだろうか、雪が結構あり油断すると転んでしまいそう。棒のみねの登り側とはまったく雰囲気が異なる。初めてのエリアに足を踏みいれた感動を実感。地図だと約20分で槙ノ尾山に到着できる予定。
ほぼ予定通り槙ノ尾山へ到着。ここまでの道は、急なUP/DOWNもなく順調にクリア。
自分一人で、しかも携帯での撮影なので、ちょっと一苦労です。13時に日向沢ノ峰に行くためにも、先を急ぐことにした。次の長尾ノ丸山までは約40分の道のりのようだ。
11時には到着する予定。
長尾の丸山の頂上の巻き道が登山道になっているようでした。この道は、本当に細く、倒木が道をふさいでいる場所もあり、本当にこの道でよいかどうか迷いながら、進みました。
途中、文字がほぼ消えているが一応、山側に道標があります。本当に注意してみていないと気がつけないでしょう。それを見て、正しいことを確信しました。
11時06分 長尾ノ丸山
巻き道を11時頃抜け、尾根道に入ったところで疑問が、、長尾ノ丸の頂上は一体どこだったんだろうと。
私の場合、この時点でようやく、自分が通ってきた道が巻き道であったことに気がつきました。
地図をよくみると確かに登山道は、頂上とはずれている事がわかります。標識で長尾ノ丸山頂上などの
案内もないので、気がつけませんでした。
先を急ぐ必要があったが、やはり頂上はクリアしたいし三角点は踏みしめたいので、尾根道を引き返す
形で、頂上を目指した。
長尾ノ丸山の三角点です!
頂上を出発し再び尾根道に戻り、先を進むと雪もないなだらかな道となるが、その先
上の写真の先が、かなり急なくだりとなります。ロープがあるおかげでかなり助かりました!
といっても、実は転びましたが・・・
地図には名前がでていなかったのですが、ひたすら尾根道を進むと、ものすごい急なのぼりに
出会いました。こんな急なのぼりを私は、進むことができるだろうかと、少々躊躇するくらい急でした。
登り終えると、木に赤いテープがはってあり、クロモ山と書いてありました。標高1087mのようです。
これもテープに書いてありました。11時49分 クロモ山登頂です。
地図にのっていないので、この辺がどの辺りかわからなかったですが、25000分の1のちずだと標高
だけ書かれているみたいですね。
しかし、山の名前はどこに書かれているのか、いまだに探せてません。
そして、ひたすら尾根道を進むと、またまた急なのぼりが。。。こんどこそ登れるか
なんぞ、思いながらゆっくり歩みをすすめ、上りきる。すると、先ほど同様、赤いテープに
ヤマナシ山と書かれたしるしがあった。ここも地図に載っていない。。
12時05分 ヤマナシ山登頂です。
いま、自分がどこのあたりにいるかわからないのは不安ですね。ちゃんと同定できるように
練習する必要を感じたしだいです。
判断ポイントの13時が近づきあせり。そしてさっきまで晴れていた空が、急に暗くなってきた。
霧も結構出てきたことにきがつく。とにかく13時まで歩予定。
ヤマナシ山をでてからだったか、どこか忘れましたが、どなたかが落とした車の鍵が石の
上においてありました。ホンダのマークがありました。以前持っていた鍵にとても似ていたので
たぶんステップワゴンの車の鍵と思われます。結構時間がたっている様子。ここで、
一応自分も、車の鍵を落としていない?事を確認。こんなところで落としたら、なかなかとりに
これないですからね・・・ 気をつけねば。
それに、どこであったか変な木々があった。途中にまで切込みが入れられた木々だ。なんだこれは??
という感じ。意図が不明である。なんか不気味な感じがした。痛ましい木々の姿を見ると、胸が
痛む。
残雪も多く、かつ急な坂も増えてきたころ、時計は13時に近づいていた。いま私はどこをあるいているのだろうか。
道標もないので、ただただ尾根をあるくだけである。時間的には、もう近くにはいるはずだと想定。
地図に書かれた参考時間をよりも短い時間で歩けてはいないことを考慮し、大体どのへんかを割り出してあるいて
いると、以下の看板に行き当たった。
この看板を見つけたとき12時45分頃であった。おそらくあと、1時間もあるけば日向沢ノ裏のはず。
いくべきか、いかざるべきか迷う。
戻ってくるまで帰らねばならないので、やはり当初決めたとおり13時には引き返すことに決断した。
悔しいが、無理は禁物である。雪があり細い尾根もあり、さらに天気も崩れてきているし
霧もでてきている、体力もかなりつらくなっている。引き返す体力や暗くなるまでの時間を考えると
悔しいが、ここで昼食をして撤収するべきと判断した。
そして、鉄塔の見える手前の丘で昼食のラーメンを作ることにした。
無念だ。往復ではなくこのまま進んで日原もしくは、川乗りバス停に抜けてかえるルートであれば
初志貫徹できたのでは、、と悔いながら食事をした。
残念であるが、ここで撤収。そしてきた道をかえる。
くるときは、気がつかなかったが途中、木につけられたプレートが裏返しにかかっている
ことに気がつき、表に返してみた。すると、マヤノタルと書かれていた。これが地図上
どのあたりなのかは、わからない。位置がわかるとたのしいだろうな。
そして、15時40分 棒ノ嶺の頂上に到着。
かなりしんどかった。。。。
最後のくだりをする前に、一杯コーヒーをつくり飲む。生き返った気分。
山で自分で作るコーヒーって、なんてうまいんだといつも思います。。。
課題が多くのこった、登山でした。
このルートは、早々にリベンジしたいと思います!
こんどは カメラを忘れないようにして・・・