彼岸から彼岸までと言われるぐらい旬の長い食べ物である。


ワラビは山菜の代表格だが、今は流通するほとんどは、ハウスや露地で育てたものである。



子供の頃。。。


祖母と両親とワラビ採りに行った。


長靴を履いて、ずんずん山の中に入っていく。


ぜんまいやシダの葉が繁っているところにワラビがあったと思う。


深緑に茶色をかぶせたような色で白い産毛が、茎全体についていた。


利き手の親指と人差し指で、摘むように持ち、ポキっと折れる所を探す。


昔は面白いように採れたもんだ。お昼に食べるおにぎりの味は格別であった。


かごいっぱいになったワラビを、トランクに積み家に帰る。


トランクを開けると、山の空気まで持ち帰ったような気持ちになる。


半切りのバケツにワラビを敷き詰め灰をふりその上から、熱湯をかけて一晩寝かす。


あとは水にさらして灰汁を抜く。そして、 お味噌汁に入れて頂く。


ぬるっとした食感がたまらない。。。


たまらないもう一つの理由は、「待つ」こと。。。


わくわくしながら待つ。


待つことの楽しみを教えてくれた両親に感謝!!