パフューム~ある人殺しの物語~
をDVDで観ました。
今から4年ほど前の映画です。
18世紀のフランスを舞台に、ある特異な「嗅覚」を持つ男が、
最初に愛し、最初に殺した女性の「体臭」を再現・保存するために、
13人の女性を殺していき、その体臭を原料の香りにして、
最初に愛し殺した女性の体臭の「香水(パフューム)」を造るという物語。
(おそらく観たことがある方が多いと思うので、内容ネタバレで感想書きますw)
香りというものに純粋に執着したために、13人もの女性を殺したその男は、
傍から見れば「異常な殺人鬼」なのでしょうが、
この物語のすごいことは、
処刑台の上で、完成した香水を付け、民衆にばら撒いたことで、
無罪に逆転させたこと。
要は、人間の思考回路や精神を「支配」したんです。
でも、一生懸命危険を冒してまで完成させた香水により彼が得たものは、
「自分が愛されない存在のままであった」という虚しさ。
香りは確かに彼を天使とたたえ、その香りにより「愛」をいっそう深めました。
でも、彼が本当に望んだのは、
その香水と同じ匂いがする女性に「愛される」ということ。
彼の作った香水は人々や世界を変えることは出来るものだったんですが、
彼自身の「存在価値」は変えられなかった。
そんな彼の最期は・・・。
おっと、もしかしたら、まだ観たことがない方もいると思うので、ここまでw
率直な感想として、
「香り」というものを改めて考えさせられたかな。
人間は日々「香り」の中を生きている。
家や家具、ペットや家族や恋人、空気など、
あらゆる「香り」の中で生きている。
また、「香り」によって人は生きる勇気や死にたいという絶望、
愛しているという喜びや大嫌いという憎しみを感じる生き物なんだと思う。
この物語は「香り」という、切っても切れない存在を上手く表現できている映画だと思った。
是非、まだ観たことがない人は、一度じっくり、黙ってこの映画の音や映像、「匂い」を感じて観てもらいたいです。
・・・宣伝者かってのw
さ、ご飯食べてこよっ!!