営業とコンサルの違いについて

記憶が朧げになる前に書きましたよという話です


営業

・提案するタイミングや提案書の中身についてはある程度自分の権限により決定でき、そのプロセスや結果が評価される


・プロセスをある程度評価されるとはいえ、結果に繋がらなければ最終的には評価されにくい


・他の営業がどのように提案しているのかが見えづらく、どうしても自分なりの方法になってしまいがち


・結果を残せば残すほど、実質的な裁量権が増え、自分で思うように案件をコントローすることがしやすくなります。別の言い方をすると、忙しい時とそうでない時をコントローすることができたり、といったことや、息抜きにクライアントとカフェで打ち合わせといったことも可能と言えば可能

(意外にそういった環境を変えるなどをすると、話にも変化が現れるので一概に侮るなかれな要素)


コンサル

・提案するタイミングや提案書の中身をクライアントに見せる前に社内で合意出たもののみ提示する。上司のレビューなしに進めると逆にプロセスとして間違っている。なぜなら、チームとして一つのクオリティを担保することになるため。


・タスク設計・管理、資料の書き方、論点整理や仮説設定、関係者と合意するためのストーリー検討など、方向性を示せれば、評価される。ただし、マネージャーになると、メンバーの育成、クライアントから新しい案件を受注する提案力、複数案件管理するマネジメント能力が加算されるため守備範囲が広くなり、営業で求められる数字による定量的評価も多くなる


・社内のナレッジ共有、資料の作成方法など、社内の底上げ意識が高い傾向にあり、デロイトさんなんかは、師弟制度を取り入れて後輩メンバーの育成にすごく力を入れている企業も多いです。人材育成もある意味コンサルの領域ではあるので、スキルアップをどう効率的に底上げするかに関心を持っているひとが少なくない


・時間単価でクライアントに請求するビジネスモデルのため(=労働集約型ビジネスモデル)、かかった工数に対しての説明せきにを追う以上は、タスク設計・管理、遅延する場合はリカバリー策の検討といった、IT業界でいうエンジニアと同じ動きが求められます。営業と違って時間的に融通が効くといったことはそれほどありませんが、効率的に進めることにより日々ゆとりを持って働くことは可能です。

ただし、それも案件の性質により全く異なり、戦略系と呼ばれるCXOアジェンダと呼ばれる案件については、短期間に経営者に納得したレベルの成果物を提示する必要があるため、自ずと稼働時間は長くなり、徹夜しないといけない場合もおおいです。


こういったことを振り返ると、

営業で活躍したからといって

コンサルでそのまま活躍できるかというと

全く別なスキルを要求される場合も多々あり、

幻想といえます


たとえるなら、

バスケットボール選手がプロ野球選手になる

マイケルジョーダンや

陸上からプロサッカーに挑んだ

ボルトのように

必ずしもある領域で活躍できたからといって

他の領域で一流と評価されるようになれるかは

別の問題であることと同じです。


最近の大谷翔平さんは

あくまでプロ野球選手という同じ

業界での話ですので、

今回の話とはまた別な話としておきましょう


自分が初めてコンサルに行ったときにつまづいたのも、営業で活躍できた自信からくるプライドによるものでしたが、常に謙虚に

その領域の方々に敬意を払いながら、

かといって必要以上に萎縮することなく、

緻密に自分のやるべきことを設計し、

地道に進めていく習慣さえつけていれば、

怖いものなし