死ぬまでに必ず知っておくべきこと - JESUS -22ページ目

1800年代、アメリカにホレイシオ・スパフォードという男性が実在しました。

 

 

成功した弁護士兼投資家であり、また教会の長老でもあったホレイシオは、私生活でも結婚した妻との間に5人の子供が産まれるなど、とにかく順風満帆の毎日を送っていました。

 

 

 

しかし、クリスチャン人生には必ず試練がやってきます。

生涯何の試練にも出くわさないクリスチャンはいません。

 

 

イエス・キリストも、

 

 

 

「あなたがたには世で苦難がある」(ヨハネによる福音書 16:33)

 

 

 

と言っています。

 

 

 

 

仕事にも家族にも恵まれ、幸せの絶頂にあったホレイシオを襲った最初の試練は、猩紅(しようこう)熱により4歳の息子ホレイシオ・ジュニアが突然亡くなったことでした。

 

 

 

次の試練は、息子の死から約1年後、シカゴを襲った大火事により、所有していた土地や財産の多くを失ったことでした。

この大火事では約300人の命が奪われ、約10万人もの人が家を失いました。

 

息子を亡くし、財産をほとんど失ったホレイシオは、それでも火事の被害者を支援するなど、イエス・キリストへの愛を示し続けました。

 

 

 

大火事から約2年後、ちょうど、友人で伝道者でもあったD.L.ムーディが、英国で伝道を行う予定があったこともあり、ホレイシオは家族を英国への休暇に連れて行く計画を立てます。

 

 

そんなホレイシオは、仕事の関係もあり出発に間に合いそうになかったため、家族を先に休暇へと旅立たせ、自分は後から合流することにします。

 

 

 

しかし、家族を乗せた船はスコットランド籍快走帆船と衝突し、12分と経たない内に沈没してしまいました。

 

 

 

この事故で助かったのは妻のアナだけで、4人の娘(11歳のアナ、9歳のマーガレット・リー、5歳のエリザベス、2歳のタネッタ)は悲しくも命を落としてしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

意識不明のところを発見され、救出されたアナは、容態が落ち着き次第すぐにホレイシオにこう電報を送ります。

 

 

 

「助かったのは自分だけ」

 

 

 

 

この知らせを受け取ったホレイシオは、妻の元へ向かうため船に乗り込みます。

 

 

 

1人息子を亡くし、ほぼ全ての財産を失い、そして残りの子供全てを亡くすという悲劇に見舞われたホレイシオ。

 

 

 

神への信仰を失ってもおかしくないほどの試練の渦中にあったホレイシオに追い討ちをかけるかのように、船は4人の娘が命を落としたまさにその場所を通り過ぎていきます。

 

 

 

この時ホレイシオは、ある讃美歌を書き上げます。

 

 

 

When peace like a river attendeth my way When sorrows like sea billows roll Whatever my lot, Thou hast taught me to say It is well, it is well with my soul

 

[日本語訳]

安けさは川のごとく 心浸す時

悲しみは川のごとく 我が胸満たす時

すべて安し 御神共にませば

 

 

 

想像を絶する悲しみの中にあったはずのホレイシオは、それでも神への信仰によって与えられる心の平和を感じていたのです。

 

 

 

 

「あなたがたに贈り物をあげましょう。あなたがたの思いと心を安らかにすること、それがわたしの贈り物です。わたしが与える平安は、この世のはかない平安とは比べものになりません。」(‭‭ヨハネの福音書‬ ‭14‬:‭27)

 

 

 

イエスの約束です。

 

 

 

平安とは程遠い状況の中で平安を感じたこの瞬間を、ホレイシオは書き残し、後にそれは全世界で同じように試練に遭うクリスチャンの心を癒す讃美歌として歌い継がれることになります。

 

 

 

 

 

自分だけが助かったという苦しみの中にあったアナもまた、この時のことを以下のように語っています。

 

 

 

「神は私に4人の娘をくださり、彼女たちは私から取り上げられた。いつの日か、その理由が理解できる日が来るでしょう。」

 

 

 

彼女はまた、悲しみと絶望の中でも、

 

 

 

「あなたは目的があって救われたのです。」

 

 

 

と言う優しい声が聞こえたそうです。

 

 

 

 

 

この事故のあと、ホレイシオとアナは3人の子供を授かります。

 

 

 

 

しかし悲劇が完全に終わることはなく、既に亡くなっていた息子と父親の名前にちなんでホレイシオと名付けられた息子が、またもや4歳の時に亡くなってしまいました。

 

 

 

 

これらの悲劇を信仰によって乗り越えたホレイシオと家族は、後にイスラエルへ移住し、貧しい人や

帰る家のない子供たちの面倒を見るなど、イエスの愛を示し続けました。

 

 

 

 

‬‬

「試練を耐え忍ぶ人は幸いです。その人は適格者と認められ、神を愛する人々に約束された命の冠をいただくからです。」(‭‭ヤコブの手紙‬ ‭1‬:‭12‬‬)

 

 

 

 

ホレイシオとアナは、今頃天国で子供達と再会し、永遠の時を過ごしていることでしょう。

 

 

 

 

 

クリスチャンでなくても、人生に試練はつきものです。

 

 

その時人は、どのようにしてその試練を乗り越えるのでしょうか?

 

 

 

神を恨むのでしょうか?

人生こんなものと諦めるのでしょうか?

 

 

 

 

クリスチャンの試練には、神に信頼を置く限り、乗り越えた先に必ず神の祝福があります。

ホレイシオやアナのように、心の平穏があります。

 

 

 

 

試練の時、"it is well with my soul"(御神と共にいれば全て安し)と言える強い信仰。

 

 

 

 

 

 

今一人で試練の中にある人が、イエス・キリストへの信仰を通して、乗り込えられる強さと心の平安を与えられますように。

 

 

 

 

アーメン

‬‬

 

 

 

 

日本語全歌詞

 

1.安けさは川のごとく 心ひたすとき
  悲しみは波のごとく 我が胸満たすとき
  全て 安し 御神共にませば

2. 悪しき者迫り来(く)とも 試みありとも
  御子イエスの血のいさおし ただ頼むわが身は
  全て 安し 御神共にませば

3. 見よ我が罪は十字架に 釘づけられたり
  この安きこの喜び 誰も損ない得じ
  全て 安し 御神共にませば

4. よし天地(あめつち)崩れさり ラッパの音と共に
  御子イエス現わるるとも などて恐るべしや
  全て 安し 御神共にませば

 

 

英語版(歌詞動画内に有り)

 

 

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