原発最新速報 -10ページ目

原発最新速報

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 宮城県は17日、東日本大震災からの復興計画の最終案を決定しました。地元漁業者が猛反発し、最大の焦点となってきた「水産業復興特区」については「検討課題」にとどめ、政策内容としては明記できませんでした。22日の県復興会議で最終決定し、9月県議会に提出します。
 同案は、この間、県民からあまりに無策と厳しい批判を受けた原発事故対策について、放射能検査体制の整備、除染対策などを盛り込みました。
 復興期間については、「おおむね10年」とし、「災害に強いまちづくり」として「高台移転、職住分離、多重防御による大津波対策」を掲げています。
 「水産県みやぎの復興」では、壊滅的被害を受けたうえ漁業者の高齢化が進むもとで「原形復旧は極めて困難」だとして、「新しい水産業の創造と水産都市の再構築」を目指すと強調。漁業拠点の集約や民間資本を活用した新たな経営組織の導入をはかるとしました。
 農林業については、農地の集約や経営の大規模化の推進、民間企業との提携による付加価値の高いアグリ(農業)ビジネスの振興支援などを掲げました。
 全体として、ガレキ撤去や港湾復旧、漁船の修理や農地の塩害除去など、当面する生業・生活の復旧のための具体策に極めて乏しい内容となっています。
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<痛み分けでシャンシャンが狙いか>
 玄海原発の再稼働をめぐる「やらせメール」問題は、一見すると九州電力と佐賀県の古川康知事(53)が互いに罪を押しつけ合う構図になっている。大マスコミもこのドンパチを大きく報じているが、この展開、ちょっと怪しくないか。この騒動自体にも“やらせ”のにおいがプンプンするのだ。
 佐賀県議会では9日、やらせメールを誘発したとされる知事の発言メモが公開された。その内容は、原発の説明番組に賛成意見を出すよう指示し、自民党県議に再稼働への同意を働きかけるよう要請したものだった。誰の目にも古川知事は真っ黒なのだが、当の知事は強気の姿勢を崩さない。9日も「やらせメールを要請した事実は一切ない」と突っぱね、「責任を取らねばならないとは思わない」と辞任する考えをキッパリと否定したのだ。
 それもそのはずで、九電側は反撃するどころか、「知事の発言が社内で誤って伝わった。責任はすべて当社にある」(真部利応社長)と知事をかばう発言を連発している。この問題を検証している第三者委によると、九電は提出を求められた資料について「個人的に迷惑がかかるものは抜いておけ」と一部を廃棄していたことも発覚した。
 言い出しっぺが矛を収めてしまっては、訴えが取り下げられた裁判みたいなもの。「だったら、この騒ぎは何なんだよ!」と地元住民も拍子抜けしているのである。
 もちろん、これには裏があるともっぱらだ。
「やらせメール問題が噴出した直後、古川知事は知らんぷりを決め込んでいました。このままではすべての責任をかぶることになると焦った九電は、古川知事の関与をリークし、痛み分けを図ったのでしょう。ただし、騒動が過熱して知事が辞めることになっては困る。九電と古川知事は原発の再稼働で考えが一致しているし、知事の父親は九電OBで、知事もかつて九電の社宅に住んでいた“九電ファミリー”ですからね。これまで献金の授受もあり、持ちつ持たれつでやってきた。だから、九電は知事をかばっているのです。実際はどちらもワルなのに、一連の騒ぎで責任の所在があいまいになったところで、シャンシャンで終わらせようという魂胆ですよ」(地元マスコミ関係者)
 やらせは連中の常套(じょうとう)手段だ。今回の「九電VS.知事」の対決構図も疑ってかかった方がいい。
(日刊ゲンダイ2011年8月10日掲載)



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