ずいぶん間が開いてしまいましたが、保険について
書かせていただきます。
私の保険に対する知識はゼロです。『妊娠する前に保険に入っておけ』というのは昔から
よく言われていました。
しかしこれは、自然妊娠での話。
保険の窓口でかれこれ3時間話を聞かせてもらった上での個人的な
結論…『保険は不妊治療を開始する前に加入しておいたほうがよい』でした。
当時32歳既婚、不妊治療真っ最中の私を下記の保険会社で査定してもらいました。
なんだか本当にややこしくて、ど素人見解になってしまうのですが
ご参考になれば…↓(プロの方、いろいろ間違ってたらすみません。)
『不妊治療をしてる』だけで門前払いだった保険
東京会場日動 あんしん生命
アクサ生命 セルフガード60
『〇年契約継続以降保険適用という条件付き』だった保険
オリックス生命 新キュアレディ(2~4年)
ソニー生命総合医療保険(4年)
メディケア生命 メディフィットA(4年)
メットライフアリコ 女性のための新終身医療保険レディーナ(5年)
条件付きというのは、指定された年数の間はお金だけ払い続け
その間は何が起きても保障されない。
すなわち、4年の条件のものなら4年以内に妊娠して、もし帝王切開に
なったとしてもそれは全額自腹。
担当の方曰く、『不妊治療されている方は、限りなく妊娠する可能性が
高いので査定が厳しくなるんですよ…』。
なんて前向きなっっっと当時着床したこともなかった私は思ってしまったのですが、
そりゃそうですよね。いきなり入った人を保障してたら、保険会社だってやっていけない。
悩みましたが、ズルズル日付だけ経過してしまい今に至りました。
何が正解なのかは人それぞれ違うと思いますけどね。
ちなみに我が家はなんだかなんだ、ココにいたるまで200万円ほどかかりました。
バカみたいに夫婦で働いてしまった年があたってしまい、助成金はゼロ。
年が違えばこんなことにはならなかったのに、たまたま収入制限をギリギリ越えてしまった
ばかりに、痛いことになってしまいました・・・。
そしてここからは加藤卒業以降の私の状態です。
読みたくない方はスルーしてください。
クリスマス前に加藤を卒業し、今に至るまでおかげさまで順調で
あと1週間で安定期といわれる時期に入ります。
妊娠初期といわれる4ヶ月半(現在15週)までのことをまとめます。
~体調~
ツワリは軽かったみたいで、一度も吐きませんでした。
一般的な妊婦がツワリピークと言われる時期(8~10週)に、
私の仕事(立ち仕事)もピークだったのですが、『なんとなく気持ち悪い』という
状態が続いたためこっそり飴を舐めながら過ごしました。
やはり疲れやすかったり眠かったりはしました。ただ、辛かったのはその後の1ヶ月間。頭痛がひどく、まるで
使い物になりませんでした。身体は元気なのに、目を開けているだけで
ひどくなるので、産院で処方された頭痛薬を毎日飲んでましたが
あまり効きませんでした。
この時期胎盤を完成させるために血液をお腹へ一生懸命送ろうとするため
血管が拡張し、とくに低血圧の人は血管が頑張ってしまうため頭痛が
起きやすくなるみたいです。
~産院~
私は陽性反応をゴールとしていて、それ以降のことは微塵も
考えておりませんでした。というか、考えたくなかった。なんだか
具体的にイメージもわかず、むなしくて無駄になるのも怖くて考えられなかった。
しかし、人気の産院予約はそんな私を待ってくれるはずもなく。
加藤に『産院決めておいてね』と言われたときには、都立の安い病院は
予約いっぱいで、出産一時金でおつりが来るほどの病院を逃して
しまいました。ほんと、これに関しては強気にすぐに予約することをオススメします。
~精神的なもの~
当たり前ですが、当事者にならないと気持ちと言うものはわからないもので。
特に私は鬱状態のような『不妊様』だった時期があったため、どんな妊婦に何を言われても
『妊娠したんだから良いじゃん。』『着床するんだから良いじゃん。』と思ってました。
陽性反応が出た人は全く別世界の人と思っていました。
しかし、陽性反応が出てからもずっと不安は続きました。
贅沢な話に聞こえるかもしれませんが、特に加藤を卒業してからは
いきなり健診が1ヶ月間隔になります。それが信じられないほど長かったです。
友人から借りた『心拍ドップラー』という市販されている聴診器で
心拍を確認したりしました(実際聞こえるようになるのは14週以降でした)。
そんな私の心に一番響いたのは、産院初診担当してくださった先生の
お言葉。
『加藤から来たんだ?よく頑張ったね。
不妊治療の末の妊娠だからって不安がる必要はない。
ココまで来たら自然妊娠の人たちと同じなんだから。』
自分が妊娠したことをまだ信じられないような不安定な時期に、この
言葉にはたいへん助けられました。
また、このブログにも登場していた唯一の不妊友達も、私と同時期に陽性反応が
でました。二人でとても喜びました。
彼女は不安いっぱいの私とは対極に、ものすごく落ち着いていて、マタニティ用品を
買ったり、8週頃すでに友達にSNSで報告していました。
過剰に不安がっていた私は、彼女の様子を見て私が弱気すぎるのか。。と思ったのですが
ほどなく彼女は流産してしまいました。本当に唯一のリアル不妊友達だったため、
本人のそれとは比べ物になりませんが、私もショックと動揺は隠しきれませんでした。
またこのことがあり、世間的な『妊娠初期の報告時期』は安定期に入ってからと
言われてきたのもわかるような気がしました。彼女がまた
妊娠しますように。本当にハートがキレイで、強い女性なので
きっときっと…信じています。
どうしても今は少し距離ができてしまっていますが、いつかまた二人で会えますように。~世間の理解~
妊娠してもなお、不妊治療に対する世間の理解は乏しいことを
実感します。仕事の調整、社会的保護…妊婦とベビ待ちはこんなにも違うのかと憤りさえ感じました。
毎年話題になる年賀状論争など、やはり子供の写真云々言う側は
少数派です。私は今年全員に馬イラストで送ったのですが、自分が毎年辛かったため
自分のときもどうするかはゆっくり考えたいと思ってます。カンペキに配慮すると言うのは
やはり難しいと思いますが、いっそのこと年賀状をやめてしまうのもひとつだと思ってます。
そんなこんな考えていたとき、とあるアプリで年賀状論争が行われていることに対し
私が独り言で『反対派の人の気持ちわかるなぁ…』とつぶやいたところ、もんのすごく
叩かれて、炎上してしまいました。即行退会したのですが(笑)、25歳未婚の子に
『理解できません。人の幸せを祝えない人は幸せになれないと思います。』とコメントされた
ときには『コイツにいったいなにがわかるんだろう…』と思ってしまいました。(笑)
しかし、まぁここであーだこーだ書いても何一ついいことはないと流しました。
なんだかものすごく長くなってしまったので、一度締めますね。
私の文章を読んで、気分を害した方がいらっしゃいましたらごめんなさい。
みんなみんな、願いが叶いますように。祈っております。