投資や投機において、メンタルと資金管理は常識です。しかし、しばしば手法ばかりに目が行き、他の2つが疎かになってしまいます。手法が10ページで済むなら、メンタルや資金管理については100ページ以上にも及ぶほどの重要性があります。


 特にメンタルについては、取引状況によって心の動きが異なり、それらの心の動きも多種多様です。

 例えば、1万通貨で取引する場合、10pipsで1000円の値が動きますが、10万通貨だと10pipsが1万円に相当します。そのため、目標利確ラインがエントリーから+100pipsと決めている場合、10pipsの上下の動きに対してどちらがゆっくり待つことができるかは前者であることが多いでしょう。


 資金が増えると、取引する桁も変わります。しかし、取引するロット数は同じでも、資金の増減によってメンタルの負荷は変化します。

 例えば、10万通貨の場合、エントリーから30pips上がったら+3万円の含み益になりますが、まだ利確はしていません。その後、10pips下がってしまった場合、含み益が3万円から2万円に減少します。FXは上下の移動を繰り返してトレンドを形成するため、トレーダーはこのような状況に対処しなければなりません。しかし、不安になって画面を見つめたり、無駄な祈りごとを唱えたりすることは、心の負荷を大きくすることになります。


 資金が増えるということは、トレーダーにとっては喜ばしいことですが、同時にメンタルの強化も必要になります。少ない資金から始めて徐々に投資額を増やすことで、メンタルを鍛えることができると思います。


 心の動きは、上記のような例以外にも、様々な場面で存在します。

 今後も少しずつ記事にしていきたいと思います。


 僕のトレード手法の1つを有料記事で販売中です。

 一人のトレーダーの考え方、手法だととらえ購入して頂ければ幸いです。

FPラインを使ったトレード方法