AviUtlで字幕や楽曲の歌詞、テロップなどの映像を作る際に、もっと色々なフォントを使ってみたいという場合には、パソコン内にフォントをインストールする必要があります。

フォントには有料のものと無料のものがあり、無料のフォントでも色々な種類がインターネット上で配布されています。

フォントのインストール自体はとても簡単なので、字幕やテロップの字体を増やすためにも無料のフォントをインストールしてみましょう。

フォントのインストールの仕方

まず、Googleなどの検索エンジンで「フォント 無料」といったキーワードで検索を行い、無料で利用できるフォントのファイルをダウンロードしましょう。

今回は、とりあえず、「Nikkyou Sans Font」という無料フォントを例にフォントのインストール方法を解説していきます。

フォントの圧縮ファイルをダウンロードしたら、圧縮ファイルを解凍します。
そして、解凍したフォルダの中にある「ファイル名.ttr」というファイルを右クリックして、表示されたダイアログ画面の「インストール」をクリックします。

フォントのインストール
フォントのインストール方法

そうすると、フォントのインストールが始まります。
※ フォントのインストールは一瞬で完了します。

AviUtlを起動してフォントが追加されているか確認する

フォントのインストールが完了したら、AviUtlを起動してテキストオブジェクトを挿入します。

そして、テキストオブジェクトの設定ダイアログ画面左下にあるフォントの種類を選択するプルダウンをクリックして、パソコンにインストールしたフォントがあるか探し、そのフォントをクリックして選択します。

インストールしたフォントの字体に変更
インストールしたフォントを選択

そうすると、AviUtlのテキストオブジェクトのフォントが、インストールしたフォントの字体に変わります。

もし、他にも字幕やテロップに使ってみたいフォントがあれば、同じ手順でフォントをインストールして、AviUtlのテキストオブジェクトでそのフォントを選択して使いましょう。

また、フォントをインストールしたら、一度、AviUtlを再起動させないと、インストールしたフォントがAviUtlで選択できるようにならないので、フォントをインストールしたらAviUtlを再起動させましょう。

AviUtlで字幕やテロップなどのテキストを3Dの立体的な文字にしたい場合には、カメラ制御オブジェクトを使う方法と、テキストオブジェクトを拡張描画に変更して3D回転させる方法があります。

カメラ制御オブジェクトというのは、制御対象のオブジェクトをカメラで撮っているような映像にすることが出来るオブジェクトの事です。

カメラ制御オブジェクトと拡張描画のどちらを使っても同じ3Dの字幕やテロップが作れますが、人によって編集のやりやすさが違うと思うので、両方のやり方を試してみて、どちラの方法で3Dの字幕やテロップを作るのか選択すると良いと思います。

カメラ制御を使った3Dの字幕やテロップの作り方

カメラ制御オブジェクトを使って3Dの字幕やテロップを作りたい場合、まずは、タイムラインにカメラ制御オブジェクトを挿入します。

AviUtlのカメラ制御オブジェクトを挿入
タイムラインにカメラ制御オブジェクトを挿入

カメラ制御オブジェクトを挿入したら、カメラ制御オブジェクトをテキストオブジェクトより上のレイヤーに移動して、テキストオブジェクトの設定ダイアログ画面左上にあるカメラマークボタンをクリックしてカメラ制御の操作対象になるようにします。

テキストオブジェクトのカメラ制御をON
テキストオブジェクトのカメラ制御をONにした

そして、カメラ制御オブジェクトの設定ダイアログ画面の「X」「Y」「Z」の値をドラッグして、カメラの位置を移動させます。

字幕やテロップのテキストが3Dになった
カメラ制御オブジェクトの「x・y・z」を調節する

そうすると、テキストオブジェクトを取っているカメラの位置が変わるので、字幕やテロップの文字が3Dの立体的な文字になります。

拡張描画を使った3Dの字幕やテロップの作り方

拡張描画を使って3Dの字幕やテロップを作りたい場合、まずは、テキストオブジェクトを「拡張描画」に変更します。

テキストオブジェクトの設定ダイアログ画面右上にある「オブジェクト変更」ボタンをクリックして、表示される項目の中の「拡張描画」をクリックします。

テキストオブジェクトを拡張描画に変更
テキストオブジェクトを拡張描画に変更

そして、テキストオブジェクトの設定ダイアログ画面に追加された「X軸回転」「Y軸回転」「Z軸回転」の値を調節します。

テキストオブジェクトのX軸回転などを調節
テキストオブジェクトの「X軸回転」などを調節

そうすると、このように、字幕やテロップの文字が3Dの立体的な文字になります。

ここで紹介した方法で、字幕やテロップ、歌詞の文字などを3Dの映像にすることが出来るので試しにやって見て頂ければと思います。

AviUtlのテキストオブジェクトを使って、字幕や歌詞、テロップなどを作ったら、色々なエフェクトを使って字幕やテロップなどの文字を装飾してみましょう。

テキストオブジェクトには、アライメントやフォントの種類、縁取りなどの設定を行う機能が元々ありますが、それらの装飾だけだと、あまりインパクトのある字幕やテロップの映像などが作れません。

ですので、少し印象的な字幕やテロップなどを作りたい場合には、設定ダイアログ画面右上にあるエフェクト追加ボタンからエフェクトを追加して文字を装飾しましょう。

テキストオブジェクトに縁取りエフェクトを追加する

テキストオブジェクトの縁取り機能だと、文字に付ける縁取りの太さは、テキストのサイズと連動してしまい、個別に変更する事が出来ません。

ですので、テキストのサイズと個別に縁取りの太さを調節したい場合には、「縁取り」エフェクトをテキストオブジェクトに追加しましょう。

テキストオブジェクトに縁取りエフェクトを追加
テキストオブジェクトに「縁取り」エフェクトを追加する

「縁取り」エフェクトを追加すると、設定ダイアログ画面の下に「縁取り」エフェクト用の項目が追加され、その項目にある「サイズ」の値を調節すると、テキストのサイズに関係なく、「縁取り」の太さが調節できます。

また、「縁取り」エフェクトの「ぼかし」という項目では、縁取りのボヤケ度合いを調節する事が出来ます。

「凸エッジ」エフェクトを使って、浮き出たテキストにする

字幕やテロップなどの文字を作るときにお勧めなのが、少し浮き出た状態に装飾したテキストです。

字幕やテロップの文字を少し浮き出た装飾にした良い場合には、「凸エッジ」というエフェクトをテキストオブジェクトに追加します。

テキストオブジェクトに凸エッジエフェクトを追加した
「凸エッジ」エフェクトで少し浮き出た文字にした

「凸エッジ」エフェクトの項目には、輪郭が浮き出る際の「幅」や「高さ」、「角度」の調節が行えるので、これらの項目の値の箇所をドラッグして値を変更してみましょう。