今日は勤労感謝の日ですね。

働くことについては、様々な方々がそれぞれ必死になっているなか、折り合いをつけながら進めていかねばならない点が特に難しいと感じます。

分かり合い認め合い協力していきたいと思ってたとえ懸命になっても、互いの立場や思惑が違えば、完全に同じ方向は向けず、ともすれば誤解されてしまう。だいたいのところで同じ方向を向いていればいい、と考えなくてはならないのかな、と思います。

ところで、昨夜ヤフーの記事に末期ガンで最も苦痛を伴うガンは膵臓ガン、次は胆管ガンなどとのランキングが示されていました。

実は祖父は、私が小5のときに膵臓ガンで、祖母は今年、胆管ガンで亡くなりました。

祖父は病院嫌いでずっと家で畑やら何やらして過ごし、寝込んだのは亡くなる約1週間前でした。危篤の時には口からどろどろと黒っぽい血を流し続けていたことを覚えています。

祖母は、去年のちょうど今頃、余命半年の宣告をされましたが、最期まで本人には胃潰瘍ということにして告知はしていませんでした。春を過ぎた頃にいろいろと幻想を見るようになり、痛みと服の重さを訴えつつ、最期は家で安らかに亡くなりました。

2人とも、私には到底分かり得ない壮絶な痛みと苦しみを感じていたはずです。本当に生きているのが辛くなるほど痛く苦しくて、でも、生きたくて、懸命に生き抜いたのだと思います。

仕事でのいろいろなことが絡まりあい、私は最近すぐ自然と涙を流してしまいます。やるせなくて気力がでません。

痛みに黙って耐えることが美徳とは思わないし、泣きたいときには泣けばいいと思うのですが、ただ、祖父母の偉大な功労を思うと、身内のことを褒めて大変僭越ではありますが、もう少し、頑張って前に進んでみようという気持ちになります。