『米医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」電子版はこのほど、40歳前後までに禁煙に成功した人は、喫煙により縮んだ平均余命を非喫煙者並みに取り戻せるとする米国やカナダの専門家による研究結果を掲載した。』とのこと。《引用》つまり朗報です。40代喫煙者の方々は今年こそチャレンジしましょう!!
アメリカの調査では喫煙者の平均余命は喫煙したことがない人に比べて10年以上短くなる。と言われていました。日本の調査では、4~5年の余命が縮むということがわかっています。(アメリカと比較すると日本の医療の賜物かもしれませんが…)
一度ニコチンで真っ黒になったら肺はなかなか元に戻らないというのが通説だったと思います。私も解剖実習でニコチンで真っ黒になった肺を見たときは、絶対吸っちゃならん。と思ったものです…実際に見たインパクトで生涯の禁煙を決断できた良い機会でした。こういう機会が若い時から必要なのかもしれませんね。
まぁ、どんなに肺が綺麗だろうが、汚れていようが解剖されない限りそれは見れないわけで…結局、怖いのは「余命が短縮する」ということでしょう。しかし、今回それが40歳前後で禁煙できれば、余命が延長することがわかったわけです。これはもうチャレンジするしかありませんね。(アメリカの場合、喫煙環境が日本以上に厳しいので、副流煙を吸う機会も少ないので、この結果なのかもしれませんが…)
そう言っても人間なかなかやめられない生き物です。しかし、今は禁煙外来があります。保険が適応になることが多いですので、費用は3ヶ月間で12000~20000円程度です。(毎日タバコ一箱吸うより安いですね…)
これを機会に皆さん舘ひろしさんのように禁煙外来に行きましょう。そして小西真奈美さんのような女医さんに診察してもらいましょう。きっと禁煙できますよ。(笑)
http://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/2010/2010_03_09.html
