練習試合なのにすごい人の数…







良く見ると女の子ばっかり…サッカー部ってやっぱし人気だなぁ


っていうか、サッカーって何回見てもいまいちルールがあんまりわかんない~。





知香「ねー!見て!あれが柳くんだよっ!」

寧々「どれ~?」


わーかっこいい…。






…ぼけーっとする私。








あ!そうだ、あの人今日もいるよね??







いた!!






寧々「ねーねー、あの人誰か知ってる??今ゴール前にいる人なんだけど。。」


知香「ん~、ちょっとわかんないなぁ。。誰だろーね。なんか観た事あるの?
ちょっとかっこいいね。」



寧々「かっこいいとかはどうでもいいんだけど、なんか観た事あるんだけど思い出せなくて。」



知香「じゃあさ、寧々!あとで話しかけにいこっか??笑」



そんな感じで学校生活もすこーしずつ馴れてきたところで




学校の行事で体育祭が


1学期最後の7月半ばにある。






なんと私たち吹奏楽部は毎年演奏演目があるらしい。。


毎年、高校野球のシーズンにちょっとかぶる感じになるんだけど、

試合でも演奏しなきゃいけないって事もあり

練習がてらって感じで

ちょいちょい演奏しなきゃ行けないみたい。


なんでこの時期にやるんだろーなって思うけど、、、



知香「ねねーー!!今日の練習どーする??」

寧々『え!どーするって練習でるでしょ??』

知香「それどこじゃないよー!」

寧々「どーしたの??」



なんかいつもめっちゃ興奮してる。。。



知香「ふーっ。。あのね!サッカー部の練習試合って知ってるっ??」

寧々「ん?知らないけど。。。あんま興味ないし。」

知香「ねねー。サッカー部のタメの男の子で柳くんって知ってる???」




・・・また男の名前ー。。。最近ころころ色んな名前言ってるから全然ついていけないよー。。



寧々「今度はサッカー部なのっ??」

知香「今度はじゃないよー!
   だってね、モデルもやってる子なんだってさ!!ちょっと観てみたくない??
   明日も練習あるし、明日行けばいいでしょ??」





すごい目が光ってる・・汗

寧々「もーわかったよぉー。一度言ったら聞かないんだから。。
   練習さぼってんバレて怒られたら知香のせいだからねっ」

知香「わかーってるって♪♪やったー!!」






もーわかりやすいやつだよぉー。
初めてあったときからこんな感じーずっと変わってない。。。
ま、でも私はのんびりしてるし引っぱってってくれるから
何気に相性はいいのかも。。なんて思ってたりしますー。

それに気になるあいつの事も全然わからないし。
とりあえずいいかー♪

学園祭大丈夫かな。。ちょっと心配。。。



「あれ?あの人どっかで見たことある」






『おーい?何みてんのー?ん?サッカー部か…って!練習しっかりしてるか?サボんな!』



「あっすみません!ちょっと気になって…」



話しかけてきたのは吹奏楽部の玲音(れお)先輩。
一個上の学年のサックス吹き、渋い感じのイケメン。
もちろんモテる。
私もかっこいいなと思うけどタイプじゃない。



「寧々っ!何話してたの!?」
話しかけてきたのは中学から一緒の知香(ちか)だった。

私「違うよー!注意されてただけだよー」


知香「またー!そうやって良い思いしてるんでしょ?私も話したいなぁ~」


私「そんなんじゃないってばー」


知香「なんかあの先輩彼女いるらしいよ?」


私「なんでそんなこと知ってるの?」


知香「情報通だからねー♪って、結構噂になってるけど…あんたってホントそういうの疎いよね;」


私「うるさいなぁ~だって誰が知ってとかわからないしー!別にいいもん興味ないしー!」




二人「だってー!*/!:#$\~………」












『おい!まだ遊んでるのかー??』


二人「すみませんー!すぐ戻りますー」






そんなこんなで
練習に戻った。





それはそうと、
さっきの思い出せないな…その内思い出すかっ♪
高校でも部活をやろうと思って、

中学からやっていたサッカー部に入る事に決めた。


中学の時はフォワードで活躍してて?(自覚なし)

県選抜にも選ばれた事もある。


サッカーは観るのもするのも大好きだ。

欧州のサッカーは興奮する。



中学から一緒にサッカー部のメンバーで仲がよかった、

柳(やなぎ)と一緒に進学をして、


「また一緒にやろーよ♪紗季ちん~♪」って具合に誘ってきた。


バイトはやりたかったが借りがあって今は話せないが逆らえず、

入る事に決めた。





そんな形でサッカー部に入った。

入学早々、一目置かれる存在になっていた。



そんな中、3階の吹奏楽部の教室の窓から

サッカー部の練習を観ていたのが寧々(ねね)だった。

寧々も中学から吹奏楽でそのまま高校でも続けていた。




寧々「あの人どっかで観た事ある」





おれの名前は紗季(さき)よく女の子と間違えられる。








どこにでもいる普通の男だ。
名前を除いてな。



大学はとりあえずしたい事もなく、なんとなく受けた大学に



合格したから入った。

新生活で何か始めようか考えてる。。






そんな18歳だ。








話は戻って、






今の彼女と出会ったのは高校入ってからすぐだった。










同じクラスでもなく特に接点もなかった。