二日目のランチョンセミナーはキュテラのに参加しました。
過酸化ベンゾイルを用いたニキビ治療と、爪白癬に対するロングパルスＹＡＧレーザーでの治療についてでした。
過酸化ベンゾイルは、アメリカなどでは広くニキビ治療薬として使用されていますが、日本ではまだ未承認です。
一般に過酸化ベンゾイルは可溶性が低く、毛包への浸透性が低いものもありますが、最近では特許技術によって毛包浸透を向上させる可溶化過酸化ベンゾイルが開発されています。
その、毛包にしっかりと入り込む過酸化ベンゾイルを用いた試験によって、ニキビがとても良くなっていく報告の写真をたくさん見ました。
皮膚への刺激感や乾燥感をいかに減らしながら治療を継続していくか、が大事で、それによって効果的な治療が可能のようでした。
ニキビの治療もいろいろあり、まずは保険がきくもので抗菌薬やアダパレン（ディフェリンゲル）で治療してもうまくいかない例には、手を変えて、過酸化ベンゾイルやアゼライン酸を用いるのも、選択肢としていけばよい、と思います。
まぁ、選択肢は多いのがいいとは思いますが、いろいろあるので難しいですね。
最終、難治性ニキビにはイソトレチノインの内服を、と思っていますが、難治性ニキビも案外低用量ピルでキレイになる人が多くて。
いろいろ併用して、ＱＯＬアップに努めたいですね。
爪白癬に対するロングパルスＹＡＧレーザーは、はっきりと機序はわからないけど結構効果があるみたいで。
うちのＹＡＧﾁｬﾝも使ってみよう、と思います。
爪白癬はしぶといし、長期内服はつらいですものね。
第一趾に１００ショット、そのほかは５０ショットくらいでいいそう。
費用はどうするのか！というところで、わいわいしていておもしろかったです。ｗｗ
内服できない爪白癬の方で、試してみたいと思います。
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