まだやってる Gibson 57 Les Paul Historic Collection | Drop-G

まだやってる Gibson 57 Les Paul Historic Collection

ずいぶんと引っ張り気味だけどね、このゴールドトップレスポールの話…




まぁ次々と問題が出てくるのよ

(´Д` )モー…イヤ















前回のテールピースとブリッジ交換はその後必死こいて弾き上げた成果が出てきて生音でバリーンという響きが出てきてまとまってきた。








「あー…良くなってきた、いい感じ!」(*´∀`)フフフ








とアンプに通してみて












「あれ?」














明らかにおかしい。ギター本体の鳴りかたとアンプからの出音にギャップがある。
凄く音が曇ってる。抜けきらない。





「おろろろ?こりゃおかしい」








と色々調べてたらおかしいところ2点出てきたので即修正。











まずVoのPOT。さすが20年近く使い込んでるだけあってついに寿命が来た。
まわすとガサガサとガリノイズが出るようになった。





こりゃ消耗部品だからしゃーない( ・谷・ )-3









Drop-G



タニーこだわりのCTS製300kΩAカーブへ交換。


ここでお詫びというか勘違いしていた情報。

ギブソン社でVoのPOTに300kΩを採用し始めたのは80年代~90年代にかけてらしい。
俺はてっきり登場した50年代くらいからずーっと300kΩで最近になって500kΩに変更されたと
勘違いしてこのブログにも間違った情報流し続けてた…申し訳ない。

正確には70年代一杯までは500kΩで80年、90年代は300kΩ、でまた500kΩに戻ると
いう流れらしいぞ。俺のこのレスポールも93年製ヒスコレだから自ずと300kΩが乗っていたと。


300kΩにした経緯は音をより太くするため…というのが最有力情報だ。
80年代、90年代はハードロック、へヴィーメタル全盛期。その流行に沿った変更なんだろう。
しかし…



「太く…か」



表現が違うような気がする。帯域を下げたって方が適当だろうな。
今まで出てた高音域が削れて下の方がその分膨らんだってことだから音像的に太く感じるかもしれない
けど、元をただせば守備範囲をシフトしただけだもんね。



俺はこの帯域のシフト云々よりVoの変化が300kΩの方が扱いやすいから使ってるだけ。










それともう一つの問題点はこれ





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これは実はブリッジ交換時とそう変わらない時期に変更したコンデンサ。家に転がってたヴィンテージ
のフィルムコンデンサ。それまで付いてたコンデンサが足折れしちゃったので交換したんだけど、良く
見ないで「お、これ行けるじゃん」て付けちゃってた。






よく見ると容量が0.025μF。ハムバッカーの標準は0.022μFでしょ?
この容量が大きければ大きいほど高域を削り、トーンの効きを強くする効果がある。


ただでさえ300kΩのVoPOTを採用して高域削れてんのにさらにコンデンサで高域削ったらそりゃ音も
曇るわ。












何をやってるんだ俺は…
┐( ̄ヘ ̄)┌

















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今回チョイスしたのは0.018μFのオイルコンデンサ。
300kΩのPOTで削れた高域を少しでも取り戻すことができればと思い0.022より更に低い容量に
変更。

そんな簡単な計算でその通りに行くかどうかは弾いて見なけりゃ分からないんだけど。











$Drop-G



無事換装完了。





またエージングしなきゃなぁ。結構オイルコンデンサってエージング時間掛かるんだよなぁ…。
そのコンデンサの味が出るまで。






一応弾いた感じは音像は思惑通り「パッと」明るくなった。これなら違和感ない。
パーリーゲイツらしい「ガリガリ」感が表に出てくる。









( ´o`)ホッ











良く考えたら、ギターが古くなればなるほど色々新しいものに交換が必要になってくる。
そうしたらまた馴らすのに時間が掛かる。

いつまでも育てる楽しみがあるといえばそうだろうけど、俺はちょっと面倒だと思っちゃうな。


今まで弾いてきて「お…いい音になってきたな」と思う節がたくさん出てきた矢先に消耗品交換で
音がまた変わっちゃうんだもんな。





これは長年楽器所有しないと気づかない点だ。











グレイトだ!ъ( ゜ー^)