ドローンで何が一番大事かというとバッテリーです。
これがないとドローンが動かないからです。
そして、実際に操縦してみると公称値より低い時間しかフライトできないことに気づきます。
公称値はあくまでも「無風」「安定した気候条件」のもとで、
「バッテリーをギリギリまで使用」した場合、最大何分飛行できるかという条件のもとで測定されています。
しかし、実際のフライトでは「無風」「安定した気候条件」はクリアできても、
「バッテリーをギリギリまで使用」という条件はなかなかクリアできません。
理由はドローンは「手元に戻ってくる必要がある」からです。
そのため、(トイドローンを除く)多くの機種では安全策としてバッテリーが20%以下など一定以下になると
ドローンを飛ばした場所に戻ってくるよう設計されています。
一応、手元に戻る機能を無視して飛行させることも可能ですが、一定のバッテリー残量になると
有無を言わさずその場で緊急着陸します。着陸にもバッテリーを使用しますのでこれも安全策の一つですね。
仮に緊急着陸機能がなければドローンはバッテリーが尽きたらプロペラの回転が停止し、墜落してしまいます。
仮にこの緊急着陸や墜落の現場が海や河川、山の木々の上だった場合、回収はほぼ不可能です。
それ以上にリスクがあるのが、人や道路、市街地などへの落下です。
もし、人に怪我をさせてしまったら・・・
もし、道路に落下したことが原因で交通事故が発生したら・・・
もし、市街地に落下した場合、何かしらのアクシデントが予想されます。
そうならないためにも、ドローンに帰還警告が出た場合は素直に手元に戻しましょう。
ここから当方の体験談ですが、とあるロケ地を空撮中、あまりに素敵なロケ地だったので、
帰還警告を無視して飛行していたところ、急にバッテリーが赤表示・・・残り5%となって危ない目に会いました。
この時は外気温がマイナスでバッテリーが消費しやすい環境でした。
リスク面の話はこれくらいにしておいて(笑)
バッテリーがたくさんあればそれだけ飛行の機会を増やせます。
お金も時間もかけて来たのに、せっかくの飛行計画がバッテリーが無いから中止・・・なんてことがあったら残念ですよね。
体感的にも1つのドローンに対して3本は欲しいですね。1本だと思った以上にすぐに終わってしまいます。
DJI製品ですと3本パックでハブになっているものがあります。私も愛用しています。
充電の際、いちいち1本1本に付け替えるのではなく、3本まとめて(順番に)充電される便利なものもあります。
なので素直にバッテリーは買っておきましょう(笑)
ドローンのバッテリーは高価ですがそれだけの価値がありますし、買って後悔した・・・ということは私自身ないですし、周りでもそんな話は聞きません。