年末も差し迫っていたある日のこと
ある2頭のワンコ達について、保護の相談が入りました。
どちらのワンコも、飼い主さんが亡くなり、「遺されたワンコ」とのお話でした。
飼い主または遺族から、持ち込みされた犬達は、迷子では無いので、公示には載りません。
そして、持ち込む飼い主に対して
「持ち込むと処分になる可能性がありますよ。」
と、言って、出来るだけ持ち込まれないように努めている行政さん側としては、そう言っている手前、
公開して里親募集することを控える場合もあります。
そう言う子の場合、公開せず、保健所から犬を迎えようとして来所した方にのみ、密かに、情報が出される形になるため、良い子でもなかなか里親さんが決まらないと言うようなこともあります。
特に、お盆やお正月など、人間側が忙しい時期は、犬を迎えたいと思って保健所に行く希望者さんも、減ることから、決まらずに残っていることが起きるようです。
飼い主の遺族に、里親を探せと言う方もいますが、遺族の方に、「里親を探す間犬を一時的に飼養出来る場所がある」とは、限りませんし、その際の飼養費用の負担が可能な方ばかりとも限りません。
亡くなった飼い主の遺族が、亡くなった飼い主と離れた場所に住むような場合で、遺族の方がマンション住まいだったりすると、「一時的にも置く場所が無い」ため、遺された犬は、保健所に持ち込むしか手段が無い。そう言う遺族の方の場合も、往々にしてあるのでしょう。
そもそも、飼い主が亡くなる場合なんて、高齢の方じゃ無くても起きる訳なので、40歳代や50歳代でも、遺して急逝される飼い主さんはいる訳で、そう言う方の場合でも、一時的に置ける親族がいなければ、保健所に持ち込まれる場合はあり得るので、自分は心配無いなんて方、いないのでは?
(後見人になってくれている方がいる方の場合だって、後見人の方が、飼い主より先に亡くなる可能性はあるのですし。)
こうして、遺された犬達は、ある日突然、ひっそりと保健所に入ることになる訳です。
(行政さん側の事情も分かるだけに、何地方の保健所かは、書きませんが・・・。)
今回保護することにしたのは、そんな2頭の子達。
飼い主さんが亡くなるまでは、お家の中で、大切にされて過ごして来た子達にとって、
暖かい寝床も無い保健所の施設内で過ごすことは、
精神的にも、さぞやキツイことだろう と、いつも感じます。
人慣れしていて散歩も出来る子達なので、保健所から出して募集をしてあげれば、それだけで、里親さんが決まるような子達なのですけどねぇ。。。
・・・と言うことで、今回保護することにした子達は、この子達



仮名:サラくん
マルチーズ×トイプーMIXの男の子
亡くなった飼い主さんによって、去勢されていました。
甘ったれで、人の側にいたがる子のようですが、遺族に保健所に連れて来られてから、2~3ヶ月経過していたそうです。
その間、どんなに不安で心細く過ごしたことでしょうね。
とりあえず、関東でショートステイ中です。
フィラリア陰性、去勢済、混合ワクチン済、即お散歩OK
(保健所で過ごした間に、汚れた毛は、一旦、短くカットして頂きました。)



仮名:ウメちゃん
柴犬の3歳の女の子で10kg程の大きさです
トイレは、外派で、大変人慣れしており、とっても穏やかな柴犬とのこと。
フィラリア陰性、混合ワクチン済、避妊手術はこれから、即お散歩OK
亡くなったこの子の飼い主は、もしかしたら、遺されるこの子のことを思い、誰にでも可愛がって貰えるようにと、人に慣らす努力をして過ごして来たのかもしれませんね。
こちらは、12月中に持ち込まれたようです。
本日(10日)の夜、東北に移動されて来ます。
(ソフトクレートなので、ネット越しの画像ですみません)
どちらの子も、おそらくは、屋内飼育で、日々、飼い主に甘えながら、
大事に大事にされて過ごして来た子達じゃないのかな。
それが、突然、保健所に連れて行かれたのだから、
この子達、どんなに心細く、不安を感じたことでしょう。
そう思うと、こう言う子は、出来るだけ早く出してあげる方が・・・
と、いつも考えます。
持ち込む遺族の方に、「処分になりますよ」と言わないと、持ち込まれる数が、減らない。
だから、行政の担当者さんとしては、そう言わざるを得ない。
そして、そう言った手前、公開の里親募集を控え、密かに里親を探すしか無くなる。
行政さん側に、その辺の事情があるのもよく分かる。
(この辺の対応は、各行政さんによって違い、公開して募集している行政さんもあります)
なので、そう言う時に「飼い主の遺族が、相談出来る先」が無いことには、
この問題は、どうにも出来ない話なのかもしれません。
昔と違って、核家族の世帯が多くなったため、
高齢の飼い主が施設入所が決まった 場合とか、飼い主が急逝した などの場合に、
「行く先が無くなってしまう動物達」は、全国的に、徐々に増えて来ているように感じます。
地方によって、違いはあるとは思いますが、各々の県の地元のボランティアさんの活動の成果で、
全国的に、保健所に迷子で収容される犬は、減って来ている傾向があり、迎えに来る飼い主さんも、徐々にですが増えて来ます。
そんな中、こう言う「飼い主に遺される子達」は、少しずつ増えている気がします。
昔と比べると、保健所に収容される犬の問題(原因)が、変わりつつあるように感じるのです。
この子達を救うには、「里親さんを探すまでの間 過ごせる場所」が、必要になるでは無いか?
ここ数年、そう言う事を感じながら、保護活動をしています。
こう言う子達を無くすためには、どんなことが出来るのでしょう?
犬が好きで、犬と一緒の生活をしたい方に、「飼うな」と言って我慢させるのでは無く、
一定の年齢になられた方には、「自分が飼える年齢の犬を迎えること」を、考えるようになって欲しい。
そう思いながら、「どうしたら、それが叶うだろう」 と考えつつ、保護活動をして来ました。
ずっと犬と一緒の生活をして来た者の一人として、
自分自身も、出来たら、ずっと犬と一緒の生活をして過ごして行きたいとは思うのですが、
何をどう変えたら、飼いたいと考えている方が、出来るだけ長く飼いたい「犬と一緒に過ごすこと」が、可能な世の中になるのでしょう?
当会の保護犬の里親になって下さっている方々の中には、以前は中型犬を飼っていた方が
「65歳を過ぎたのですが、私でも飼える年齢の犬がいたら・・・」
そうおっしゃって、小型のシニア犬の里親になって下さっている方々、時々、いらっしゃいます。
飼いたい高齢者さんは、各々の年齢で「飼える年齢の犬を迎えること」
周知が必要なのは、そこだけなのかな?
それを周知させても、そこに「飼える年齢の犬」がいなかったら、
もう少し犬と一緒の生活をしたいと思った方は、どうするでしょう?
買えるお金があって、飼える環境があり、その時点で、ご自身が健康的だった場合、
そう言う方は、買ってしまうんじゃないかな?
だって、高齢の方が掛かり付けにしている地元のお医者様達は、
「犬でも飼って、毎日散歩に出るのも、健康に良いですよ」
とか、患者さんに話していたりするんですもの。
今のままなら、飼い主から遺される子達は、どうしても、出てしまうんじゃないのかな?
そんなことを、最近は、考えています。
今回保護した子達は、人間と一緒に過ごして来た子達です。
2頭とも、とても良い子達
だからこそ、出来たら、早く里親さんに託せたらなぁー
そう感じています。
ある地方で、決まらなくている子達を、
別の場所に、運んで譲渡する
それだけで、欲しい方に繋がる命が増えるような
そんな気がしているんです。
シェルティじゃ無くても、私達が運ぶことで、繋がる命があるのなら、助けてやりたい。
それが、そもそも、当会を設けた理由でした。
少しでも、私達で助けられる命があり、その子達を欲しいと思って下さる方へと繋がったら。。。
ただ、そう思って活動をしています。
なお、当会の保護犬達への問合せは、保護犬の仮名を記入の上で、こちらから
http://rescue.main.jp/mail/recruit/boomail2.cgi
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