【139.鉄分の過剰が、がんを引き起こしている?】

鉄分と言うと、まず思い浮かぶのが【貧血】なのではないでしょうか?

女性に多い、赤血球が少なく(Hb:ヘモグロビン、Hct:ヘマトクリット)、そして小さくなる(MCV:赤血球平均容積)【鉄欠乏性貧血】は、鉄補給をすべきです。

あまりに酷い人は点滴で鉄分補給をされる方もおられると思いますが、この治療に対する危険性を今日は考え直す日です。

名古屋大医学系研究科の研究グループが、体内の【鉄分が過剰になるとがん】を引き起こすリスクが高まる可能性を米科学誌 プロスワンに投稿し採択されました。

この報告は、ラットを使った実験データなどで示されています。


細胞が傷つくと鉄分がたまっていきます。
その鉄分が余ってくると悪い鉄分が発生するそうです。
この鉄分の余りが発がんに関わっているのではないかと考えられています。

つまり、普通に食べ物で食べる鉄分は腸で体内に入る量がコントロールされていますが、点滴だと直接体内に入って行くため、一時的に鉄分が余る可能性があります。



 今回の実験の詳細です。

鉄分を余分に投与し、ラットの腫瘍をを調べました。その結果、腫瘍細胞内の染色体の数が増減するなどの異常な変化が、ヒトのがんと似ていることを発見しました。


このようなことから、余分な鉄分はがんを引き起こす可能性があると考える事ができます。


読売新聞より