エイジングケアで風船のようにパンパンな顔になっている人は何をしているの? | 美容整形高須クリニック 高須 幹弥 オフィシャルブログ

エイジングケアで風船のようにパンパンな顔になっている人は何をしているの?



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それでは本題に入ります。




日本のテレビや雑誌などで活躍する芸能人、あるいはアメリカのハリウッドスターなどには、時々、風船のように顔がパンパンに膨れあがっている人を見かけます。



芸能人やハリウッドスター以外の一般人でも、時々顔がパンパンに膨れあがっている人がいます。



当の本人達は、そのパンパンになった顔で平然としていますが、その顔を見ている周りの人達は、異質な物を見るような目で、その顔を見ていることが多いです。



パンパンに顔が膨れあがっている人のほとんどは、ヒアルロン酸を打ち過ぎてなっている人です。



ヒアルロン酸注射は、いい製品を正しく用いれば、その人の顔を可愛くしたり、イケメンにしたり、若々しくすることができます。



鼻を高くして鼻筋を通したり、顎を出したり、可愛い涙袋を作ったり、セクシーなふっくらとした唇にしたり、法令線などのシワを目立たなくしたりすることができます。



しかし、粗悪なヒアルロン酸製剤を用いたり、注入のやり方がまずかったり、注入する量が多すぎれば、おかしな顔になってしまうことがあります。



顔が風船のようにパンパンに膨れあがっている人のほとんどは、何回もヒアルロン酸を注入することにより、美的感覚が麻痺していることが多いです。



例えば、低い鼻がコンプレックスの人が鼻にヒアルロン酸を注射して高くすると、しばらくは高くなった鼻を見て喜びます。



しかし、しばらくすると、高くなった鼻を見慣れてしまい、もっと高くしたく思います。



中には、ヒアルロン酸注射によって鼻が高くなっているのに、自分の鼻は元々これくらいの高さがあって、ヒアルロン酸が吸収されて無くなってしまい、元の鼻に戻ってしまったのだと錯覚する人もいます。



そのような人は、再びヒアルロン酸を鼻に注入し、さらに鼻を高くします。



またしばらくすると、高くなった鼻に見慣れてしまったり、ヒアルロン酸が吸収されて無くなったと錯覚し(もちろんまだヒアルロン酸は残っています)、再びヒアルロン酸を注入して、更に鼻を高くします。



そのようなことを繰り返していると、眉間から鼻にかけて、ヒアルロン酸がパンパンに膨れあがり、アバターのような不自然な鼻になってしまいます。



そのような顔はとても不自然なのですが、不思議なことに、当の本人は、不自然だと思っていないことがほとんどです。



人間は、不思議なものでも、不自然なものでも、毎日見ていると、不自然だと感じなくなるのです。



誰でも、自分の鼻が突然アバターになればビックリしますが、ゆっくり徐々にアバターになっていけば、不自然に感じない人もいるのです。



バブルの時代に、太い眉毛で鶏冠のような頭をしていた女性も、今見ると、凄く不自然でダサいと感じますが、当時は、周りの女性達がみんなそのような格好をしていたので、何も違和感を持たなかったのと同じです。



毎日、鏡で不自然な顔を見ていれば、不自然だと感じなくなってしまうのです(その部位にコンプレックスを持っている人なら尚更そうなりやすいです)。



このような現象は、鼻だけではなく、涙袋、唇、顎、法令線、頬の痩けなどにもよく見られます。



繰り返しヒアルロン酸を注入することにより、涙袋がナメクジのようにパンパンに膨れあがっている人がいます。



唇が薄いのがコンプレックスの人や、唇の縦ジワを気にしている人は、唇をパンパンに膨れあがらせていることがあります。



法令線を気にする人は、完全に法令線を消そうとして、繰り返し必要以上にヒアルロン酸を注入しようとします。



しかし、法令線は解剖学的に、完全に無くすことはできないので(赤ちゃんでも法令線はありますからね)、ヒアルロン酸を注入し過ぎて、法令線周囲がパンパンに膨れあがります。



本来は、患者様の顔が、ヒアルロン酸の打ち過ぎでパンパンに膨れあがる前に、担当の医者が患者様に、不自然になることを教えてあげて、ドクターストップをかけてあげるべきです。



しかし、お金儲け主義のクリニックや美容外科医は、「患者さんが希望してるんだから、希望通りに注入してるだけだ」「患者さんは喜んでるんだから、注射して何が悪いの?」などような考えで、売上優先で、ヒアルロン酸を打ち続けてしまうのです。



しかし、これは、「患者様を美しくし、幸せに導く」という、本来の美容外科の理念とはかけ離れています。



高須クリニックでは、お金儲けよりも、患者様を美しくし、精神的な満足へと導くことを第一に考えているため、やるべきではない治療はやるべきではないと、患者にはっきりと助言し、場合によってはドクターストップをかけることもあるので、安心して治療を受けていただけると思います。





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