そこが、夜中は混浴になることは
知っていた
男だから、変な期待も起きるが
そんなつもりもなく
ただ、その乳白色の温泉に
入ろうと思ったのが、夜中だっただけ
扉を開けると
案の定、先客はいなかった
そこは、小さな露天風呂であり
小さなスポットライトがあるだけ
写真を撮ったら
綺麗に写りそうだな
なんて、思いながら
少しぬるめの湯に入る
日常を忘れるようつとめ
無心になる
数分も経たないうちに
身体は、温まり
半身浴に移る
小さな白く濁った岩に
腰かけて
風で、身体を冷ます
そんな時に
物音がする
まさか、誰か来るわけでも
ないはず
こんな夜中に
では、何の音なのか?
少し身構えながら
入口を見ていた
彼女は、少し年上か
ぼくと同じくらいか
白く長いタオルで、前だけ隠しながら
驚いた顔もせず
こんばんは
と
挨拶してくれた
ぼくは、小さな声で
返事をした
波を立てないように
彼女は、静かに
湯に入った
白く濁った乳白色の湯は
彼女の首から下を隠し
彼女は、タオルを外した
、、、、なんて
あると思います?