クリスマスのデートは

イルミネーションの前で待ち合わせ。


早めに着いて

ぼんやりと道行く人を眺めていると

一際輝いて見える。


お待たせ〜


小走りに駆け寄って来た彼女は

赤いコートの中に

真っ白のふわふわしたミニワンピース。

ロングブーツ。


可愛すぎか。俺の好みまんまだな。


そんなこと言えないから

照れ隠しに


まんまサンタだな


彼女は微笑んで

ちょっとやりすぎたかなぁ。。

前髪をいじる。


いや、似合ってるよ。


そう言うのがやっとだった。




ありがとう。。


彼女が照れ笑い。


今日の堅くん、かっこいいね。



あ?

今日も、だろ?


あはは。そっか。



ホテルでディナーだと言ったら

三ツ谷がスーツ着せてくれた。

髪はおろして、サイドは編み上げられた。


そんな話をすると


さすが三ツ谷くんだねー。


と満足そう。

三ツ谷やるじゃん。



今日は、

イヌピーとクリスマス2人で過ごしたいココが

ホテルのディナーと宿泊券をくれた。


休業補償だとさ。


俺には釣り合わないような

高価な食事とホテル。


こんな時少し卑屈になってしまう。


俺と違って普通の家で

真っ直ぐ育ったお前が

なんでこんな俺の隣にいてくれんのかな。



なぁ、

ごめんな、俺の稼ぎじゃ

こんなとこ連れて来れねぇ。



え?!

いいよ。

私、こんなとこ、、緊張してしまうし。

ほんとは堅くんとお部屋でまったりするのが

一番好き。


屈託なく笑う彼女に

安堵する。


今日は

社会科見学と思って楽しもうね。


俺の気持ちなんて

全部お見通しなんだろうな。



部屋に入ると

俺はもう我慢できなくて。


2人きりになった途端

後ろから抱きしめた。



え?

もう?



わりぃ、我慢できねぇ。

今日のお前可愛すぎ。


くるっと彼女を自分の方に向け

首筋にキスをした。


そのまま恋人繋ぎした両手を

壁に押し当て

深いキスをする。



甘い吐息が漏れる。



け、堅く…ん



とろけるような彼女の表情に

一気に火がつく。



マジスキ…


キスが止まらない。






ワンピースの

背中を解放する。


ずいぶん手慣れてるね。。


どうやって脱がすか

ずっと考えてた


ふふっと笑う彼女。


ハラリと落ちるワンピースと同時に

露わになる下着姿

もう止まらない。


お姫様抱っこで

ベッドに運び

雪崩れ込むように

行為に及ぶ。




好き。



大好き。



彼女から漏れる声。


深く愛し合った。




シャワーを終えて

2人並んでゆっくりとした時を過ごす。


不意に彼女が立ち上がり


そだ。

これ、渡すんだった。


鞄から取り出した包みを渡される。


ん?


プレゼント。

メリークリスマス。



え、ありがとう。



開けてみて。


にこにことする彼女を見ながら

プレゼントの箱を開ける。


中にはキーケース。


ありがとう。

バイクやら店の鍵やら

ジャラジャラしてたから助かるわ。



まだにこにこしてる彼女。


キーケースを

開けてみると

もう既に鍵が一本付いていた。


ん?これ?



うちの鍵。


え?!まじ??



うん、いや、もっと早く

渡してよかったんだけど

せっかくならちょっとサプライズ

したいなーと思って。



悪戯っぽく笑っている。



嬉しい。

ありがとな。



うん。

いつでも来ていいよ。

けど、そう言ったからには

油断できないね。



気にしなくていいよ。

じゃあ、俺からはこれ。

たいしたもんじゃないけど。



小さな石がついた指輪を渡した。


目を輝かせて喜ぶ彼女。


素敵。

嬉しい。

ありがとう。


なぜか涙ぐんでる。


そんなに喜んでもらえたなら

よかった。


ほっそりとした薬指に

指輪をはめてやる。



光に当てて

いつまでも眺めている姿が

愛しい。



今夜は長くなりそうだ。