AAR Japan (難民を助ける会) のシンポジウムへ。
池上彰氏が出るということだったので。
パネルディスカッションの参加者は外務省領事局長、損保ジャパン日本興亜CSR部上席顧問、東京外国語大学教授、そしてコメンテーターの池上彰氏。
「国際協力」というと豊かな国の人が貧しい国の人へ施す慈善活動みたいなイメージがありがち。自分もいわばその一人なところもあった。
しかしそれは無知であるが故というのは非常に感じるところだった。
例えば「キンバリープロセス」という言葉。
原産地証明がないダイヤは買わないぞ、という運動のこと。
ダイヤは主にアフリカで採れるが、原産地証明がないということは殆ど密輸品。その購入代金が武装勢力の資金源になったり、政治家の懐に入るなどの、そういったものの購入がアフリカ諸国の腐敗を知らず知らずのうちに助長しているという。
海外(具体的にはわからないが主に欧米と思われる)では知名度あるこの言葉も、日本では宝石店に勤務する人でさえ知らなかったりする。
教育レベルが高いはずの日本において、その知名度は極めて低いと思われる。
そして日本も2011年には世界最大の被援助国になった。これはそれまで行っていた国際援助があったからこそ受けられたという面がある。
更に「日本が外国に比べとにかく難民受け入れに消極的」との報道があるが、世界的には難民の8割が女性か子供であるのに対して、日本に難民申請してくる人の多くは20~40代の男性。つまり純粋な難民というよりは働き口を日本に求めるが故に難民という名を借りているだけという実態があるのだという。
知らなきゃ気にしないまま加害者であろう、誤解したままであろうことが、ほんの1時間程度でも見つかった。
無知は本当に恐ろしいことです。
無知であるが故に紛争が起き、洗脳が起き、生きられるはずだった人々が生きられない状況が世界中にあるようです。
最期にAARの理事長が伝え聞いたという言葉、「生意気になるには勉強がいる」というのも共感できる一言であった。